岡山県視覚障害者協会の広報誌を掲示しています。

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岡星寮
岡山県視覚障害者センター

視覚障害者センターだより 平成30年(2018年)1月(通巻328号)

視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~

平成30年1月10日発行(通巻328号)

発行 岡山県視覚障害者センター

郵便番号 700-0927 岡山市北区西古松268-1
電話 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com

声の欄は随時募集しています。

 内容とその形式は問いませんが、ワープロやエディタのテキストデータ、あるいはメールが可能な方は、これらでいただければ大変助かります。
 皆さまからの原稿をお待ちしています。
 読み始めたら途中でやめられなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。

 センターだよりは、ほぼ同文のものをセンターの点訳・音訳奉仕員に配布しています。
 「声」欄の内容を奉仕員にもお届けすることになりますので、ご了承ください。

 今月の内容

・お知らせ(5件)

・ロービジョン・ブラインド川柳コンクールのお知らせ

・声 前世の記憶 1(全4) 

・点字電話帳はお手元に届いていますか

・29年度のPCVOL・OPKの例会日

・岡山県視覚障害を考える会の平成29年度行事予定と研修会の案内

・ろばの耳より情報

・人気のある点字図書のご案内

・新刊案内をお伝えします。

《 お知らせ 》

1.1月・2月のカレンダー

 利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。
 申し込みが必要な行事があります。

 休館日は毎週火曜日と2月12日(月)振替休日の日です。

 開館時間は、午前9時から午後5時です。

 図書整理日は、1月は25日(木)、2月は22日(木)で終日留守番電話対応とさせていただきます。


 ◇1月のカレンダー

14日(日)PCVOL
21日(日)岡山県盲導犬友の会
28日(日)OPK、岡山県視覚障害者協会女性部

 ◇2月のカレンダー

11日(日)PCVOL
25日(日)OPK


2.センターだより活字版配付開始のご案内

 毎月皆様にお届けしているセンターだよりですが、2月号より活字版の配付を開始しますので、ご希望の方はご連絡ください。

 また、カセットテープ版について、これまでは貸出でしたが、2月号より配付といたします。

 今後は、デイジー版、点字版、活字版、カセットテープ版の中から2つまでお送りすることができます。
 メール版は、それとは別にお送りすることができます。
 お送りする形態は、いつでも変更可能です。

 なお、デイジー版のCDとメール版の添付ファイルで、テキストデータと点字データも提供していますのでご活用ください。

3.カレンダー(点字・活字・デイジー)を差し上げます

 先月号で小鳩文化カレンダーのご案内をしましたが、まだ25部ほどあります。
 センターにある部数限りで差し上げますので、ご希望の方はご連絡ください。
 A5サイズの見開きで、上のページが写真、下のページが月毎のカレンダーになっています。
 2018年の写真のテーマは、日本の名城です。
 カレンダーは点字と活字が併記してあり、祝日と主な記念日、大安などの簡単な暦がわかるようになっています。

 また、以下のようなカレンダー(2種類)もありますので、ご希望の方はご連絡ください。

・宮城県視覚障害者情報センター作成の声のカレンダー…デイジー2時間13分。
コピーの上、希望者全員に差し上げます。
毎日の暦は、日にち・曜日・六輝・行事の順に収録。
各月ごとに年中行事を紹介。
さらに巻末には全国5都市の月ごとの日の出

・日の入り時刻と生活に役立つ暮らしの知恵を収録。

・りそなグループ提供の1枚もののカレンダー…点字・活字併記。
縦72cm×横51cm。
卓上カレンダーとしても使えるように切取線が入れてあります。
10名まで差し上げます。

4.会議室年間予約を受け付けます

 2018年度の会議室の予約を受け付けます。
 日程が決まっている団体はお知らせください。
 その他、単発の行事は、随時受け付けます。

 会議室は、センター業務に直接関係のない方が利用されることがあります。
 その場合は、3か月前から予約を受け付けますので、ご了承ください。

5.多くの方に利用していただいている古くなったゴルフクラブを活用して作った白杖30本が、モザンビークの視覚障害者に提供されました。

 県内の視覚障害者と伴走者でつくるランニングクラブ「ももたろうパートナーズ」の伴走者の貝畑(かいはた)和子さんが11月5日スタートの220キロを5日間で走破する大会ウルトラマラソンに参加されました。
 現地の視覚障害者に白杖を提供できたらとのことで、作者の原野さんにご協力をいただきました。
 7月から作っていただいた30本を持参され、ジャイカを通して提供予定とのことでした。

 白杖(直杖)はまだ提供していただけます。
 ご希望の方は長さ、先端(金属かゴム)、郵送希望の有無などとともにお申し込みください。

《 ロービジョン・ブラインド川柳コンクールのお知らせ 》

 平成29年12月1日、iPSの研究施設、病院、ロービジョンケア施設などからなる神戸アイセンターが開業しました。

 そのアイセンター内、ビジョンパークでのイベントとして、ロービジョン・ブラインド川柳コンクールを開催することとなりました。
 視覚障害に因んだ川柳を通じて、障害理解の一助に繋がればと考えております。
 優秀作品は、ビジョンパークおよびホームページにて紹介させていただきます。

 選句には、元NHKアナウンサーで俳句王を担当された八木健様にもお願いして、講評をいただく予定です。

  募集期間 2017年12月1日から2018年1月31日
 
次の3つの部門から、どなたでもご応募できますので、ご自身のご応募はもちろんのこと、広く応募を勧めていただければ幸いです。
 
①見えにくさを感じている方部門(ロービジョン・ブラインド・盲ろう・色覚障害・その他)
 
②メディカル・トレーナー部門(医師・看護師・視能訓練士・歩行訓練士・訓練施設講師、その他)
 
③サポーター部門(ご家族、友人、職場の方、誘導ガイド、ヘルパー、商品開発、販売者その他一般の方)
 
詳細、応募は次のホームページをご覧ください。
1句以上、5句まで一度に応募いただけます。
  http://lv-senryu.com/

 このコンクールは、神戸アイセンター ビジョンパークを運営する公益社団法人NEXT VISION様の後援で株式会社三城が主催し行います。

お問い合わせ ロービジョン・ブラインド川柳コンクール事務局
  メール:v-senryu@paris-miki.jp

 コンクール内容についてのお問い合わせは、以下の連絡先までお願い致します。

問い合わせ先  1.株式会社グレート 担当:神田
  電話:03-6432-0891
 
2.ロービジョン・ブラインド川柳コンクール事務局
 メール:v-senryu@paris-miki.jp


《 声 》

前世の記憶 1(全4)

センター利用者 K M

 今回は人生の記憶が死と共に完全に消えてしまうのか、それとも次の人生に引き継がれるのかというテーマについてレポートしたいと思います。
 この種の研究は残念ながら日本ではまったくと言っていいほど行なわれていません。
 生まれ変わりを前提とする記憶の研究は、学術的な価値がないとか、資金が得られないとか、インテリジェンスを疑われる、などの理由から遅々として進んでいないのが現状です。

 海外では20世紀中ごろ、またはもっと前かもしれませんが、前世の記憶についての調査研究が始まり、関連する幾つかの書籍が出版されています。
 このレポートでは、イアン・スティーブンソン著「前世を記憶する子供たち」の中から幾つかの事例を紹介し、私なりの考察を加えてみたいと思います。(イアン・スティーブンソン ― ヴァージニア大学・医学部・精神科・主任教授)

 キリスト教の死生観を教えられて育った著者が前世の記憶に興味を抱き、情報の収集に情熱を傾けるようになったのはなぜでしょう。
 それは前世を説かないキリスト教に飽き足らないものを感じていたからかもしれません。
 また、次々と報告される事例(前世を記憶する子供たちの事例)を目の当たりにして、キリスト教の死生観を捨てざるをえなくなったのかもしれません。
 著者が集めた情報は二千を超えています
 その中から信憑性が低いものを除外し、周囲の大人たちがでっち上げた可能性はないか、子供が語る前世の記憶は家族が知らない間にほかの誰かから聞いた話である可能性はないか、など、本人や家族、その他の関係者から聞き取り調査を行なって絞り込んだ結果、明確に前世の記憶と判定できた事例、または前世の記憶とみなすのが最も妥当と思われる事例のみを報告すると述べています。

 前世の記憶を語るのは(理由は判りませんが)、6歳から7歳までで、それ以後はすべての記憶が消えてしまいます。
 また幼児期に語られる記憶を両親が無視したり、愚にも付かないことを言っていると決め付けてしまうケースが多いため、情報の収集には限りがあり、報告されないまま埋もれてしまう事例のほうが何倍も多いのではないかとも述べています。

 前置きはこれくらいにして、タイトルに掲げた著書の中から幾つかの事例をご紹介したいと思います。

 ボンクチ・プロムシンの事例

 ボンクチ・プロムシンは1962年にタイのナボーンサクン省ドンカ村に生まれた。
 言葉を憶えるころから前世を語り始めた。
 それによるとボンクチは、ドンカ村から9キロほど離れたファタノンという村の出身だというのである。
 また、チャムラットという前世の人格の名前と、その両親の名前を口にした。(のちにチャムラットという人物の存在と、その両親の名前はボンクチの証言と一致することが判明した)
 ナイフや自転車などかつて自分が持っていたものについても語り、家で2頭の牛を飼っていたことも話した。(ボンクチの家族は牛を飼ってはいなかった)
 最終的に本人は、ファタノンで行なわれた村祭りの日に二人の男に殺されたときの模様を語ったのである。
 犯人たちは数箇所に刺し傷を負わせたうえ、腕時計と首飾りを奪い、野原に遺体を投げ捨てて逃走したという。(この時、チャムラットは青年だった)
 殺人事件は頻繁に起きるので、ボンクチの両親はチャムラットの事件を憶えてはいなかったが、警察関係者はボンクチの証言と一致する事件があったことを記憶していた。
 それはボンクチが前世を語るようになる10年以上前のことだという。(犯人は逮捕されていない)

 母親のサワイ・プロムシンはボンクチを妊娠する前に殺人現場周辺に筍狩りに出かけたことがあったが、妊娠するどのくらい前だったかは判らなかった。

 ボンクチは両親には理解できない言葉を話すことがあった。
 のちに、それはラオス語だと判った。
 彼がなぜラオス語を話すのか、誰にも心当たりがなかった。
 両親はもとより、ドンカ村にはラオス語を話せる人はいなかったのである。
 また彼は粘り気の強い米飯を好んで食べた。(タイ人は粘り気のない米飯を好む)
 チャムラットの一家はラオス人であり、彼らは粘り気の強い米飯を常食としていた。

 ボンクチはまた、家族があまり食べないものや喜んでは食べないものを非常に好んだ。

 ボンクチの家族とチャムラットの家族は互いに行き来するようになり、ボンクチの証言に間違いがないことを確認した。

 ボンクチは、チャムラットを殺害した犯人は許せない、という態度を示し、機会があれば復讐してやると何年か言い続けた。
 時折、武器のつもりで短い棒を持ち、チャムラットの殺害犯に見立てた杭を、それで実際に殴りつけることもあった。
 その際、いつもボンクチは二人の男の名前を口にしていた。
 多くの事例と同じく、ボンクチも大人の自分が不当にも子供の体に幽閉されていると考えることが時折あった。
 しばしばボンクチは大人発作、とでも言うべきものを起こした。
 大人のように歯を磨き(タイでは子供は普通歯磨きをしない)、近くの床屋で髭をそってほしいと言ったこともあった。

 以上、要点だけを抜き出して引用しました。
 ボンクチが前世の自分だと言ったチャムラットがファタノンという村に実際にいたこと、実際に殺害されたこと、両親の名前が一致したことなど、幾つかの事実によって裏付けられた典型的な事例です。

 前世を記憶する子供たちには共通項があります。
 多くの場合、前世で非業の死を遂げているのです。
 次号でご紹介する事例でも、証言者(本人)は銃で撃ち殺されたと言っています。

《 NTT西日本作成の点字電話帳はお手元に届いていますか 》

 平成29年10月3年ぶりに岡山県版点字電話帳全1巻253ページが発行されました。

 これには、視覚障害関係の個人名も点字と拡大文字で掲載されています。
 残部が約20あります。
 ご希望の方は、県視障協事務局電話086-271-0933までお申し込みください。

《 29年度のPCVOL・OPKの例会日 》

 29年度も、センター3階の第2会議室で、PCVOLとOPKによる音声パソコン等のサポート、勉強会が予定されています。

 PCVOLの例会は原則第2日曜日の10時~16時です。
 また、OPKの例会は原則第4日曜日の13時~16時です。
 ともに第2会議室です。

 PCVOLもOPKもともに、主に音声パソコン関連のサポートをしているグループです。
 OPKはスマートフォン、タブレットのサポートも始めています。
 皆さんの中でパソコンには興味はあるがまだあまり使ったことのない方もPCVOLは対応してくれますよ。
 まだ音声パソコンを使われたことのない方、チャレンジしてみませんか?
 きっと新しい世界が広がることを実感してもらえると思います。

 私は音声パソコンを持ってないという方には、センターが所有する音声パソコンの利用も可です。

 OPKでは音声パソコンの中級者をはじめ、様々なニーズに対応してくれます。
 その場で対応できなければ一緒に勉強し、課題の解決を目指しています。
 もしかしたら対応できないケースもあるかもしれませんが、課題をお持ちの方はサポートを受けられてみませんか?

 以下PCVOLとOPKの例会日です。

  PCVOLの例会日

  平成30年 1月14日
      2月11日
      3月11日

  OPKの例会日
 
平成30年 1月28日
      2月25日
      3月25日

《 岡山県視覚障害を考える会の平成29年度行事予定と研修会の案内 》

 A どうしてますか交流会の開催日

   29年度も以下の日程で交流会を予定しています。
   ふるってご参加ください。

   目の不自由な方と家族の集い“どうしてますか交流会”
 
   目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。
   いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。
   そんな思いで、集いの場“どうしてますか交流会”をほぼ毎月開催しています。
   目の不自由な方、ご家族の方々、お気軽にご参加ください。

1.日時 時間はすべて10時~12時です。
平成30年 1月28日
      3月11日

2.会場 ひまわり福祉会館2階
岡山市北区大供2-4-25
電話 086-222-8619

3.対象 目の不自由な方と家族の方々

4.参加費 200円

5.申込み 不要

主催 岡山県視覚障害を考える会


 B 研修会

   「視能訓練士が行うロービジョンケアの実際」

   澤田氏がロービジョン外来の開設から関る中で経験された事例を通して、「ロービジョンケア」について考えるとともに、院内及び院外での多職種との連携について学びましょう。

講師:澤田 園(その)氏(市立長浜病院眼科 視能訓練士)
 
日程:平成30年2月4日(日)13時30分~15時(受付13時~)
 
会場:くらしき健康福祉プラザ
 
会費:会員無料、非会員500円
 
申込み:岡山県視覚障害を考える会事務局へメールでお願いします。
会員は氏名のみで可 
非会員は所属・氏名・電話番号を記入してください。
 
Eメール:okashikaku@yahoo.co.jp
 
申込期限:平成30年1月31日(水)
 
後援:岡山県眼科医会


 C 講習会

   「ブラインドメイク講座(実体験してみよう!)」

   「洋服の着こなし術(触って着てみよう)」

   「便利なグッズ、情報機器」※展示コーナーもあります。

   今年度の講習会は、3つのコーナーを設けました。
   「ブラインドメイク講座」では、視覚障害者でも鏡を見ないでメイクが出来ることを開発された日本ケアメイク協会理事長 大石華法 氏に、講演と実演を行っていただきます。
  
   「洋服の着こなし術」では、洋服の青山様から、様々な洋服の生地にも触れていただきながら、具体的な着こなし術についての情報を提供できる場を設けます。

   「便利なグッズ、情報機器」では、展示している「拡大読書器、プレクストーク4、白杖など」を、当会の視能訓練士や歩行訓練士が説明を加えながら情報提供いたします。
   また、iPhoneの活用術の実演をユーザーの方にしていただくコーナーも準備する予定です。
 
講師:1)大石 華法(かほう) 氏(一般社団法人 日本ケアメイク協会 理事長)
     2)洋服の青山様
     3)視能訓練士・歩行訓練士など
 
日程:平成30年4月15日(日)13時~16時(講演は13時~14時)
 
会場:岡山国際交流センター 5階・7階
 
参加費:無料
 
申込み:不要
 
共催:岡山県網膜色素変性症協会・(公社)日本眼科医会
 
後援:岡山県眼科医会
 

《 ろばの耳より情報 》

 センターには様々な方面から色々な情報が届きます。
 それらやニュース・HPで見つけた中からお知らせするコーナーを設けました。

 A 「日点デイジーマガジン」をお聞きの皆様はご存知だと思いますが、お読みでない方への情報となります。
 
   「日点デイジーマガジン」29年12月号に、田中眞紀子さんの講演「時代の曲がり角に立って」約1時間が収録されていました。
   これは、11月11日施設公開イベント「日本点字図書館オープンオフィス」で録音されたものです。
   聴いてみようと思われる方はセンターまでお問い合わせください。

   また、以下の田中真紀子さんの著書2タイトルが、サピエ図書館のデイジー・点字図書として登録されていました。
   デイジーはどちらもご本人による録音です。
 
①父と私(B&Tブックス) 
②時の過ぎゆくままに


 B 凸面点字器「トツテンくん」のご紹介

   多様性を育む読書環境をデザインする有限会社読書工房から「トツテンくん」が発売になりました。

   凸面点字器「トツテンくん」について
 
   特定非営利活動法人日本点字普及協会が企画した凸面点字器「トツテンくん」が長年の改良作業を経て、このたび完成し、11月1日(日本点字の日)サイトワールドでお披露目されました。

   トツテンくんの特徴

  これまでの点字器では、点筆を使って点を書く際、下に点が出るので、読む面をちょうど真裏から見た状態で点の位置を覚え、書く必要がありました。
 
つまり、点字を「読む」面(凸面といいます)と、「書く」面(凹面といいます)が異なっているので、両方覚える必要があったわけです。
もちろん、点字を長年使いなれている視覚障害当事者の方々は、それでとくに支障を感じることはありません。
 
今回開発された凸面点字器「トツテンくん」は、「読む」面(凸面)の点字と同じ形の点字を書くことができるのが大きな特徴です。
 
そこで、これまで中途で視覚障害になり、点字を覚えたいのだがなかなか覚えるのがむずかしいとあきらめてこられた方々や、小・中・高校・大学・専門学校などで、初めて点字を学習する人たちが、この点字器を使うことにより、点字が覚えやすいという利点があります。
 
また、Lサイズ点字を採用していますので、触読の練習にも最適です。

   トツテンくんの概要

  メーカー希望小売価格1,500円+送料
  点字サイズは、Lサイズ。
  26マス×4行。
  定規と点筆の色は、5色(グリーン・クリーム・ピンク・ホワイト・ブルー)です。
  専用ケースに入っています。
  トツテンくんの上板は透明になっているので、用紙に書かれた文字の位置を見ながら点字を書くことができます。
  トツテンくんの下板の切り欠きにあわせて、かんたんに名刺がセットできるので、名刺に点字を入れることができます。
  トツテンくんには、テープガイドがついているので、12ミリ幅のテープ(タックテープ)に点字が書けます。

   下記URLから購入できます。
 
https://xc527.eccart.jp/w769/
 
   その他、下記販売店でも販売しております。
 
社会福祉法人 桜雲会(電話 03-5337-7866)
  日本ライトハウス情報文化センター(電話 06-6441-0039)


 C 岡山市平成29年度障害者のしおり(視覚障害者に関係するところの抜粋)をご紹介します。

   デイジー版が完成しています。
   ご希望の方は広報広聴課086-803-1024までお申し込みください。
 
   目次を紹介します。

1 相談窓口
2 障害者手帳
3 年金・手当など
4 医療
5 障害福祉サービスなど
6 日常生活の援助
7 交通・移動の援助
8 住宅
9 公共料金などの減免
10 税の控除・減免
11 就業・職場定着などを支援する機関
12 各種の施設
13 障害者団体
14 障害者週間


 D 五感で楽しむ南国土佐、ぐるり高知の案内が届きました。

   旅行期間:2018年2月25日(日)から2月28日(水)
 
   *2名様1室利用の1名様料金:概算旅行代金:139,000円
 
   旅行手配締切日:2018年2月5日(月)

   五感で楽しむ旅、第136弾は、パワーアップした南国土佐、ぐるり高知です。

  室戸岬(四国最東端)、足摺岬(四国最南端)の2大岬をはじめ、高知のシンボル、はりまや橋、高知城、龍馬の像が立つ桂浜、堂々たる田舎・馬路村(森林鉄道とインクラインの体験乗車、ゆず工場見学)、カツオ漁の基地・須崎(カツオ藁焼き体験)、最後の清流・四万十川(屋形船での遊覧と佐田枕頭橋の体験横断)土佐和紙・いの町(紙漉き体験)などを訪れます。

  最終日は「龍馬のうまれたまち記念館」および、土佐弁の町歩きガイドといっしょに「大政奉還」コース(坂本龍馬生誕の地、大政奉還を進言した幕末の四賢侯の一人山内容堂と西郷隆盛との会見の地や、大政奉還に道筋をつけた後藤象二郎の誕生地、武市半平太殉節の地など)を巡ります。
昼食も訪問地の名物料理を、現地集合、現地解散も大丈夫とのことです。

   詳しい日程もできています。

《 人気のある点字図書のご案内 》

 サピエ図書館の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。
 どうぞご利用ください。
 今月は13タイトルあります。

 現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。

 分類のあとに該当するタイトルを並べています。
 それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数の順に記載しています。

 ・心理学
「癒しの手 宇宙エネルギー「レイキ」活用法」望月 俊孝 著 1995年 3巻

 ・アジア史、東洋史
「オリエント世界はなぜ崩壊したか 異形化する「イスラム」と忘れられた「共存」の叡智(新潮選書)」宮田 律 著 2016年 5巻

 ・医学、薬学
「決定版キネシオテーピング」全国キネシオテーピング協会 編 1996年 3巻
「早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい(竹書房新書)」武田 邦彦 著 2014年 3巻
「医者の9割はうつを治せない」千村 晃 著 2017年 2巻

 ・電気工学
「USBメモリー徹底活用技(今すぐ使えるかんたんmini)」オンサイト 著 2016年 2巻

 ・音楽、舞踊
「奇蹟の爪音 アメリカが熱狂した全盲の箏曲家衛藤公雄の生涯」谷口 和巳 著 2016年 4巻

 ・日本文学小説
「鼠、嘘つきは役人の始まり」赤川 次郎 著 2016年 3巻
「夜叉神峠死の起点 警視庁北多摩署特捜本部」太田 蘭三 著 2008年 5巻
「路地裏のほたる食堂(講談社タイガ)」大沼 紀子 著 2016年 6巻
「紅梅」津村 節子 著 2011年 2巻
「ある心中の失敗」渡辺 淳一 著 2010年 4巻

 ・日本文学評論・エッセイ
「方丈記私記」堀田 善衛 著 5巻

《 新刊案内 》

 センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。
 どうぞご利用ください。

 今月は、デイジーが16タイトル、点字が3タイトルです。

 なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。
 延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。


●録音図書

◎一般向け図書

〇哲学(1タイトル)

書名 急に不機嫌になる女 無関心になる男 「男と女のすれ違い」を解決する驚きの最新医学 青春新書INTELLIGENCE 
姫野 友美 著
デイジー5時間18分 
発行 青春出版社 2017年
内容 気持ち(心)や感情のコントロールは腸で決まる!「わかり合えない男と女のなぜ?」を、心療内科医である著者が最新の科学知見から解き明かし、どう対処すればいいかの処方箋を主に栄養療法に基づいて解説する。


〇歴史(1タイトル)

書名 ぼっけもん走る
浜畑 賢吉 著
デイジー10時間31分 
発行 日本放送出版協会 1995年
内容 移民、強制送還、密入国、軍部の機密。ハワイ・メキシコ・戦時下の日本を走り抜けた薩摩の快男児・浜畑慶兵衛。破天荒な生き様と歴史の秘話が交差する。


〇社会科学(1タイトル)

書名 マンションは日本人を幸せにするか 集英社新書 0877
榊 淳司 著
デイジー5時間49分 
発行 集英社 2017年
内容 供給過多の時代に突入し、日本のマンションは綻びを露呈し始めた。業界30年の住宅ジャーナリストが、誰も気づかないその“不都合な真実”を論じ、住まう人たちを幸せに導くマンションのあり方を探る。


〇自然科学(1タイトル)

書名 健康診断「本当の基準値」完全版ハンドブック その薬、飲む必要がありますか?大櫛 陽一 著
デイジー5時間2分
発行 宝島社 2017年
内容 「本当の基準値」はこれだ!一般的な健康診断で実施される25の検査項目について、日本人70万人の調査から科学的な統計方法で導き出された男女別・年齢別の基準値(基準範囲)を示す。日本と世界の診断基準の違いも掲載。


〇文学(12タイトル)

書名 重力ピエロ
伊坂 幸太郎 著
デイジー11時間
発行 新潮社 2003年
内容 連続放火事件の現場に残されたグラフィティアートの謎とは?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。

書名 ゲルマニウムの夜
花村 万月 著
デイジー6時間40分
発行 文芸春秋 1998年
内容 人を殺し、育った修道院兼教護院に舞い戻った青年。暴力の衝動に身を任せ、冒涜と倫理のはざまで揺れる日々。第119回芥川賞受賞作。

書名 荒神
宮部 みゆき 著
デイジー16時間52分
発行 朝日新聞出版 2014年
内容 時は元禄、東北の山間の村が一夜にして壊滅状態となった。隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…。交錯する北の人々は、それぞれの力を結集し、“災い”に立ち向かう。『朝日新聞』連載を加筆修正し単行本化。

書名 陽炎 ハルキ文庫 東京湾臨海署安積班
今野 敏 著
デイジー8時間3分
発行 角川春樹事務所 2006年
内容 東京湾臨海署の安積班長以下5人の刑事たちが人間味あるあたたかさを持って事件を解決していくシリーズ。表題作を含む8編を収録。

書名 最前線 ハルキ文庫 東京湾臨海署安積班
今野 敏 著
デイジー8時間19分
発行 角川春樹事務所 2007年
内容 東京・お台場のテレビ局に出演予定の香港映画スターへ、暗殺予告が届いた。東京湾臨海署の安積警部補らは、スターの警備に駆り出されることになった。だが、管内では、不審船の密航者が行方不明になるという事件も発生。安積たち強行犯係は、双方の案件を追うことになる。

書名 戦いすんで日が暮れて
佐藤 愛子 著
デイジー6時間51分
発行 講談社 1969年
内容 強い男、りりしい男はいないのか。弱気な夫と巨額の負債をしょいこんだ家庭で奮闘を続ける、男勝りの妻を描いた表題作で、第61回直木賞を受賞。他7編。

書名 白い巨塔
山崎 豊子 著
デイジー32時間16分
発行 新潮社 1965年
内容 冴えたメス捌きで権力の座を狙う財前教授と、研究一筋に生きる里見医師。二人の対決を通して、大学医学部の封建制と、医学界の抱える切実な問題点を抉る。

書名 白い巨塔 続
山崎 豊子 著
デイジー25時間28分
発行 新潮社 1969年
内容 冴えたメス捌きで権力の座を狙う財前教授と、研究一筋に生きる里見医師。二人の対決を通して、大学医学部の封建制と、医学界の抱える切実な問題点を抉る。

書名 センセイの鞄
川上 弘美 著
デイジー6時間46分
発行 平凡社 2001年
内容 38歳のツキコさんと70代のセンセイ。温かさと哀しさが同居する二人の純愛を描く、第37回谷崎潤一郎賞受賞作品。

書名 鉄道員
浅田 次郎 著
デイジー9時間26分
発行 集英社 1997年
内容 雪深い廃鉱の終着駅を守る年老いた鉄道員の話「鉄道員」ほか、「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など8編を収録。第117回直木賞受賞作。

書名 おとぎ話は終わらない レジーナブックス
灯乃 著
デイジー7時間28分 
発行 アルファポリス 2015年
内容 学費も生活費もタダな魔術学校「楽園」に通おうと考えた、天涯孤独の少女ヴィクトリア。だがそこは男の子ばかりの学校らしくて…。貧乏少女、男装で学園ライフはじめます!『小説家になろう』掲載を改稿・改題。

書名 刺青の殺人者 創元推理文庫
アンドレアス・グルーバー 著 酒寄 進一 訳
デイジー14時間56分 
発行 東京創元社 2017年
内容 若い女性の他殺死体がライプツィヒの池で見つかり、上級警部ヴァルターが調べを進める。一方、ウィーンの弁護士エヴァリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師の弁護依頼を受け…。「夏を殺す少女」続編。


●点字図書

◎一般向け図書

〇社会科学(1タイトル)

書名 イスラム幻想世界 怪物・英雄・魔術の物語 新紀元文庫 Truth In Fantasy
桂 令夫 著
点字4巻 
発行 新紀元社 2013年
内容 イスラム世界の宗教・神話・伝承から、興味深いエピソードを紹介。イフリート(魔神)、グール(食屍鬼)といった妖怪から、歴史上の英雄たち、アラビア魔術、占星術まで、イスラム世界がよくわかる入門書。


〇自然科学(2タイトル)

書名 平穏死という生きかた
石飛 幸三 著
点字3巻
発行 幻冬舎 2016年
内容 終末期の高齢者に過剰な延命医療を施さず、自然に安らかな死を迎えさせてあげる「平穏死」という提言をしてきた著者が、命の火が消えるその日まで自分の使命を果たす、幸せな生涯の閉じかたについて語る。

書名 図解よくわかる運動器疾患鍼灸診療マニュアル
石野 尚吾 編
点字5巻
発行 全日本病院出版会 2009年
内容 整形外科領域の運動器疾患に対する鍼治療の実際を、部位別に図解した診療マニュアル。古典に則った解説だけでなく、病因と効果判定については西洋医学的な視点からも説明する。北里大学東洋医学総合研究所鍼灸診療部のマニュアル。コラムで症例も紹介。文献・索引。