視覚障害者センターだより 平成28年(2016年)7月(通巻310号)
視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
平成28年7月(通巻310号)
発行 岡山県視覚障害者センター
郵便番号 700-0927 岡山市北区西古松268-1
電話 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com
声の欄は随時募集しています。
内容とその形式は問いませんが、ワープロやエディタのデータ、あるいはメールが可能な方は、これらでいただければ大変助かります。
皆さまからの原稿をお待ちしています。
読み始めたら途中でやめられなかった面白い本、おいしかった飲食店、便利グッズ、趣味など何でもけっこうですので、ぜひ声の欄に原稿をお寄せください。
センター便りは、ほぼ同文のものをセンターの点訳・音訳奉仕員に配布しています。
「声」欄の内容を奉仕員にもお届けすることになりますので、ご了承ください。
今月の内容
お知らせ(6件)
・第65回日本盲人会連合中国ブロック盲人福祉(岡山県)大会のご案内
・第4回みちしるべ講座
・便利グッズいろキャッチペンのご紹介
・“とっておきのアイディア”コンテスト大募集
・第42回全国盲人文芸大会作品募集
・PCVOL・OPKの紹介と例会日のお知らせ
・どうしてますか交流会の案内
・声 邪馬台国論争 2/2
・新刊案内をお伝えします。
《 お知らせ 》
1.2016年8月の休館日と図書整理日
休館日は毎週火曜日と11日(木)の山の日です。
図書整理日は25日の第4木曜日です。
この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。
2.初心者対象音声パソコン講座のご案内
今年度も視覚障害者を対象にした音声パソコン初心者講座を実施します。
今年も、受講される方の時間に合わせる形式のみとします。
原則4日間、1日3時間、延べ時間は12時間の講座になります。
センターの開館時間が9時~17時のため、最も遅い場合でも、17時には終了します。
講座を受けてみようと思われる方は、ご連絡ください。
講座日はその後話し合いながら調整します。
3.岡山県視覚障害者センターと岡山県視覚障害者協会との関係
岡山県視覚障害者センター利用者の多くの方が岡山県視覚障害者協会の会員でもありますが、センターとはどんな関係があるのかご存知ない方もおられると思い、少し説明させていただきます。
センターの建物や備品の管理、毎年の運営費は岡山県の予算から支出されています。
その運営に関しては、岡山県が指定管理者を定期的に公募しています。
この公募に岡山県視覚障害者協会が応募し、指定管理者として平成26年度から5年間センターの運営を委託されました。
今年は3年目の中間の年です。
これでお分りになったと思いますが、岡山県視覚障害者センターは、岡山県が設置し、その運営は現在岡山県視覚障害者協会が担当しています。
4.全国の点字・録音図書のデイジー版目録のご案内
全国で製作・所蔵されている点字・録音図書の情報を収録しているデイジー版目録(2種類)をご案内しますので、ご希望の方はご連絡ください。
一度お申し込みいただけば、継続してお送りします。
最新版は配付で無償提供いたしますが、バックナンバーは貸出または実費提供になりますのでご了承ください。
貸出の場合の返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。
「全国点字図書館新刊デイジー図書目録」デイジー約45分。月刊。
「点字図書・録音図書全国総合目録」デイジー5巻。年2回。国立国会図書館発行。
5.パンフレット類のご案内
パンフレット類(2種類)をご案内しますので、貸出をご希望の方はご連絡ください。
返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。
「全国盲学校弁論大会全国大会弁論集 第84回平成27年度」点字1巻。墨字併記。
「岡山県障害者計画 第3期 だれもが輝くおかやまスマイルプラン 概要版」点字1巻。岡山県発行。
6.今月の新刊書に関するお知らせ
今月の新刊としてご案内している「盲ろう者向けパソコン指導マニュアル」(点字)ですが、CDでの点字・墨字データの貸出もできますので、ご希望の方はご連絡ください。
《 第65回日本盲人会連合中国ブロック盲人福祉(岡山県)大会のご案内 》
岡山県視覚障害者協会では、この度第65回日本盲人会連合中国ブロック盲人福祉大会を下記のとおり開催することとなりました。
今回は日盲連購買部の出店もあります。
つきましては、万障お繰り合わせのうえ多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
日時 平成28年9月10日(土)~11日(日)
9月10日(土)
スポーツ部会(ボウリング体験)…13:00~15:30
講演……………………………………15:40~16:50
講師 竹下義樹日盲連会長(予定)
演題 中央情勢報告(仮称)
懇親会…………………………………18:30~20:30
9月11日(日)
中国ブロック盲人福祉大会………… 9:45~11:00
カラオケ大会…………………………11:10~12:30
表彰式と閉会式………………………12:40~13:00
※カラオケ大会は県代表選手が競いますので、観覧となります。
会場及び宿泊先 岡山ロイヤルホテル 岡山市北区絵図町 2-4 電話 086-255-1111
※スポーツ部会のみ岡山フェアレーン(本会場隣接)岡山市北区清心町16-31 電話 086-251-1111
参加費用(いずれも会員・付添い同額)
大会参加費 1,000円(本会会員と付添1名まで本会負担)
宿泊費 16,000円(1人一泊二食付き)
懇親会のみ参加 8,000円
宿泊のみ 8,000円(1人一泊朝食のみ)
申込 支部長さんか本会事務局 TEL 086-271-0933 E-mail ossk-33@po1.oninet.ne.jpへ。
① 参加される会議等(1日目の講演だけ、2日目の大会だけ、懇親会に出席して泊まらずに2日目も参加、など)
② スミ字と点字の別
③ スポーツ部会に参加される方はボウリングシューズのサイズ
④ 宿泊される方は喫煙か禁煙の別
申込締切り 8月5日(金)
大会事務局 社会福祉法人 岡山県視覚障害者協会
〒703-8235 岡山市中区原尾島四丁目17番37号
TEL 086-271-0933 FAX 086-271-3372
E-mail:ossk-33@po1.oninet.ne.jp
岡山駅から会場までのアクセス
タクシーをご利用の場合
岡山駅高架橋の途中のタクシー乗場から会場まで3分程度、料金は600円程度です。
バスをご利用の場合
岡山駅西口・22番の理大線乗り場より約30分間隔
岡山駅西口→奉還町→済生会病院前→清心町で下車(約3分)
バス停より徒歩1分。運賃は200円。
7月1日時点での時刻表(抜粋)
岡山大学(津島)経由岡山理科大学線(岡電バス)
岡山駅西口発 8時50分、 9時20分、
12時10分、12時40分、
15時10分、15時35分、
18時10分
皆様のご参加をお待ちしております。
《 第4回みちしるべ講座 》
視覚障害者のためのiPad・iPhoneセミナー
iPad・iPhoneなどのIT機器が目覚ましく進歩しています。
視覚障害者にとっても有効に活用できる機能など一緒に勉強してみませんか?
日時 平成28年9月11日(日)午後2時から午後4時
場所 岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館(きらめきプラザ) 704号室
対象 岡山県在住の視覚障害の方(手帳の有無は問わない)
定員 30名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。
参加費 無料
講師 三宅 琢(たく)氏(株)Studio Gift Hands(スタジオ ギフト ハンズ)
2005年 東京医科大学医学部 卒業
2007年 東京医科大学眼科学教室 社会人大学院
2012年 東京医科大学眼科学教室 兼任助教
2013年 東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 特任研究員
2014年 神戸理化学研究所 網膜再生医療研究開発プロジェクト 客員研究員
株式会社ファーストリティリング 産業医
2015年 神戸先端医療センター病院 非常勤医
申込み 地域生活支援事業所みちしるべ(担当:岡・岸本)
電話(086)250-9912
Fax(086)250-9913
主催 社会福祉法人岡山県視覚障害者協会 地域生活支援事業所みちしるべ
《 便利グッズいろキャッチペンのご紹介 》
商品名いろキャッチペンという商品がタカラトミーから発売されています。
ジャンルはおもちゃですが、物の色24種を音声で教えてくれます。
定価3800円、税込み4105円で、日本点字図書館の「わくわく用具ショップ」で購入できます。
また、アマゾンなどのネットショップでは、半額以下で出品されています。
商品の特徴
身の回りのモノのいろを読み取ることができるおもちゃです。
小さなマイクのような形のペンをモノにくっつけて上から押し当てると、いろの名前を音声で教えてくれます。
本体は小さなマイクのような形で、片端が丸い団子状になっています。
ここはいろを読みとる(キャッチする)センサー部分で、この部分をモノに押し当てていろを読みとります。
いろさがしモードは、センサーが読みとったいろを音声で教えてくれるモードで、24色を読みとることができます。
たべものや文房具、おもちゃなど身のまわりのモノにいろキャッチペンを押し当ると「ももいろ。これはハムのいろだよ!」という風に教えてくれます。
わくわく用具ショップ(日本点字図書館の用具購買所)オリジナル加工として、電池のプラスマイナスの向きや、いろさがシートの上下がわかるように、凸シールをつけています。
日本おもちゃ大賞2015共遊玩具部門大賞受賞。
目の不自由な子も一緒に楽しめる盲導犬マークつきです。
注意
いろキャッチセンサーは、内蔵されたLEDの光を読みとりたいものにあて、反射してくる光の波長を読み取って、色を判別しています。
そのため、布地などの色を吸収する素材などは正しくいろを読みとれない場合があります。
いろキャッチセンサーに読みとりたいものをまっすぐ押し付けて、周囲の光が入らないようにしてください。
液体、形が崩れるもの、触ると汚れるものなどは、いろキャッチセンサーで読みとることができません。
仕様
大きさ (本体)(幅)33×(高さ)215×(奥行)33mm
重さ (本体)124g(電池含む)
付属品 いろさがシート1枚
使用電池 単4形アルカリ電池3本
メーカー 株式会社タカラトミー
取扱説明書
音声(一般CD)
《 目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト大募集 》
募集テーマ 日常生活で使うもの(非日常生活で使うものも含む。)
応募資格 目の見えない・見えにくい、あなた・きみ・ぼく
募集期間 2016年6月1日~9月5日
現在、世の中にある製品の多くは、障害のない人たちが考え、作られています。
そのため、障害のある人達にとっては、使いづらい「製品」が存在しています。
できあがった製品を改良することは、多くの時間と費用がかかるため、改善されるケースはそれほど多くはありません。
それを解決する方法の一つとして、障害のある人たちによる「目が見えない・見えにくい私だから考えついた“とっておきのアイディア”コンテスト」を実施することにしました。
新たな製品や今ある製品の改良について、障害のある人たち自らアイディアを考え、その考え方のポイントを企業等の人たちに知ってもらえば、今後世の中にでてくる製品が障害のある人たちに使いやすく変わっていくのではないかと考えたためです。
たくさんのご応募をお待ちしております。
後援(予定)/社会福祉法人日本盲人福祉委員会
全国盲学校長会
社会福祉法人日本盲人会連合
社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会
社会福祉法人視覚障害者支援総合センター
新聞等各社の社会事業団
関係省庁
主催/社会福祉法人日本点字図書館・公益財団法人共用品推進機構
概要
(1)募集テーマ
ジャンルは問いませんが、目が見えない・見えにくい私だから考えついた製品(モノ)に限ります。
こんなモノがあれば、今不便なことが便利になる、もっとこんなことができるようになるといったアイディアを募集。
例:「目が不自由でも操縦できる空飛ぶ絨毯」のような夢のアイディア、「全てに点字が表示されている缶詰」など、既存品の改良案での応募も可です。
(2)応募方法と期間
メール、郵送、FAXいずれかの方法
アイディア募集 6月1日~9月5日
締め切り 9月5日です。(当日消印有効)
(3)応募資格
視覚障害特別支援学校(以下、盲学校とする)と、一般の二つの部門に分けて行います。
・盲学校の部 盲学校に通う18歳までの児童・生徒。(学級・学年のチーム、家族との応募も可。)
・一般の部 視覚に障害のある人(一般校に通う視覚に障害ある18歳までの児童・生徒など)。
(4)募集方法
盲学校の部は、全国盲学校長会を通じ募集します。
一般の部は、下記の媒体でもアイディアを募集します。
①日本盲人会連合 メールマガジン
②日本点字図書館 フェイスブック 他
③点字毎日
④その他
(5)審査方法
福祉、デザイン、産業分野の専門家により、審査を行います。
(6)応募の際の記載事項
①アイディアの名称
②対象者
③アイディアの詳しい内容
④アイディアのアピールポイント
⑤氏名
⑥年齢(学年)
⑦性別
⑧住所
⑨所属(学校・所属機関名)/ご職業
⑩連絡先電話番号
⑪連絡先ファックス番号
⑫メールアドレス
(7)結果発表、表彰
①盲学校の部(最優秀賞・優秀賞・入賞)
②一般の部(最優秀賞・優秀賞・入賞)
視覚障害者関連のイベントと連動し、関係するイベントで、表彰、展示を行います。
入選者には追ってご連絡します。
表彰式は、2016年11月初旬に、東京都墨田区で開催される「サイトワールド2016」で行う予定です。
(8)アイディアの権利に関して
応募したアイディア・イラストの権利は、応募者のものとなります。
特許・実用新案などを、取得している作品は、そのことも記載してください。
また、特許・実用新案を取得を希望される場合は専門機関をご紹介可能ですが、費用等は、応募者の負担となります。
(9)個人情報と応募作品の取扱い
アイディア募集で知り得た情報に関しましては、このコンテストの目的以外には使用しません。
受賞作品は授賞式の後、主催者等のホームページなどでもご紹介させて頂きますが、ご本人の許可を得て掲載致します。
なお、応募された作品のご返却は致しませんので、予めご容赦ください。
ご応募お待ちしています!
お問合せ/応募
社会福祉法人日本点字図書館
とっておきのアイディアコンテスト係
〒169‐8586 東京都新宿区高田馬場1‐23‐4
Tel 03‐3209‐0241㈹
FAX 03‐3204‐5641
nitten@nittento.or.jp
公益財団法人共用品推進機構
とっておきのアイディアコンテスト係
〒101‐0064 東京都千代田区猿楽町2‐5‐4 OGAビル2F
Tel:03‐5280‐0020
FAX:03‐5280‐2373
jimukyoku@kyoyohin.org
《 第42回全国盲人文芸大会作品募集 》
社会福祉法人日本盲人会連合は、第42回全国盲人文芸大会の応募作品を次の要領で募集する。
作品の種類は「短歌」「俳句」「川柳」「随想・随筆」の4部門で自作、未発表の作品に限る。
審査員は、短歌が佐佐木幸綱、池田はるみ、黒岩剛仁、俳句が松林尚志、松井国央、川柳が西出楓楽、川端六点、随想・随筆が齊藤恵子の諸先生(予定)。
応募資格は視覚障害者。
応募方法等は次の通り。
(1)短歌・俳句・川柳は1人3首(3句)以内、随想・随筆は1人1作品で点字32マス250行以内、墨字400字詰め原稿用紙10枚以内。
川柳の課題は「くやしい」と「つなぐ」で、3句の中でどのように使ってもよい。
(2)参加料は短歌、俳句、川柳が1部門1000円、随想・随筆が1500円、2部門以上応募の場合はそれぞれ加算。
(3)応募の際は、部門ごとに別々の用紙を用い、1行目に部門、2行目から住所、氏名(ふりがな)、電話番号、その次の行から作品を書く。
点字原稿の場合は、同音異義語等の読み違いを避けるため、また、墨字の作品集で正確を期するため、できるだけ墨字を書き添える。
特に固有名詞には必ず墨字を書き添えること。
間違えやすい語句には簡単な注釈をつけること。
墨字原稿の場合は、固有名詞には必ずフリガナをつけること。
(4)応募作品を郵送する場合は参加料を同封し、封筒には墨字で住所・氏名を明記。
参加料は現金(必ず現金書留封筒を使用)、小為替、切手、郵便振替(口座名「社会福祉法人日本盲人会連合」、口座番号「00170-9-48326」)のいずれかで。
メールで応募する場合は件名を「文芸作品応募」とし、参加料入金の際に作品をメールで送信したことを明記すること。
(5)応募者には応募作品を掲載した作品集(随想・随筆は入選作品のみ)を送付するので、応募の際に点字、墨字のいずれを希望するか書き添える。
(6)締め切りは7月31日(当日消印有効)
(7)送付先・問い合わせ先は「日本盲人会連合文芸係」
〒169-8664東京都新宿区西早稲田2-18-2、
電話03-3200-0011、Eメール jim@jfb.jp
《 PCVOL・OPKの紹介と例会日のお知らせ 》
皆さんは音声パソコンを利用されているでしょうか。
サピエ登録者数から推定すると、センター登録者の3分の1以上の方が利用されていると思われます。
音声パソコンのユーザーはPCVOL・OPKに何らかの関わりを持たれたかもしれません。
現在はともに月1回センターで活動をしています。
毎回10名前後の会で、パソコンのスキルアップやサポート、情報交換などをしています。
今年度のPCVOLの例会は11月をのぞき、すべて第2日曜日です。
会場はエレベータで3階に上り、廊下に出て、すぐ左の部屋です。
音声パソコンの体験をしたい、サポートを受けたいなど、様々なニーズに対応してくれます。
また、同様の活動をしているOPKという会があり、メンバーもほぼ同じで、PCVOL同様様々な対応をしてくれます。
この会の活動日も、日曜日で月1回催されていますが、第4日曜を原則としていますが、変ることもよくあります。
OPKの開催日に関してはお問い
合わせください。
PCVOLの例会は10時から16時で、第2会議室です。
7月10日、8月14日、9月11日、10月9日、11月27日、12月11日、29年1月8日、2月12日、3月12日
OPKの会場はPCVOLと同じですが、時間は午後1時~4時とPCVOLとは異なっています。
《 どうしてますか交流会の案内 》
目の不自由な方と家族の集い “どうしてますか交流会”
目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。
いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。
そんな思いで、集いの場“どうしてますか交流会”をほぼ毎月、開催しています。
目の不自由な方、ご家族の方々、お気軽にご参加ください。
1.日時 時間はすべて10時~12時です。
平成28年 7月31日(日)
9月 4日(日)
10月30日(日)
12月 4日(日)忘年会(後日のご案内)
2.会場 ひまわり福祉会館2階
岡山市北区大供2-4-25 電話 086-222-8619
3.対象 目の不自由な方と家族の方々
4.参加費 200円
5.申込み 不要
主催 岡山県視覚障害を考える会
《 声 》 邪馬台国論争 2/2 センター利用者 K M
2 邪馬台国の女王・ひみこが、なぜあま照らす大御神に結びつくのでしょう。
その理由については先に少し書きました。
あま照らす大御神は、その名が示すように太陽の神であり、太陽の子、または太陽の化身とも考えられていたひみこのイメージと重なります。
井沢氏はさらに次のように強調しています。
古代ギリシャにもエジプトにもインカにも太陽神はいた。
それらはみな男神である。
女神はあま照らすだけ。
しかも、この女神は突然あめの岩戸に隠れ、世界は真っ暗になってしまった。
これこそ皆既日食とひみこの死を神話にして伝えているのではないかというのです。
しばらくして岩戸は開き女神が姿を現しますが、井沢氏の説によれば、この女神はひみこではなく、つぎに擁立された王ということになります。
ぎし倭人伝にも、ひみこが死んだ後、いよという名の王が立てられたと記されています。
この「いよ」が実名か、それとも称号か、井沢氏はその点について言及していません。
ともあれ、ひみこが女性であったこと、太陽の子、または、太陽の化身とも考えられていたこと、皆既日食が起きた年に殺されたこと、あめの岩戸の神話が古事記・日本書紀に残されていること、あま照らすが女神であることなどを総合すると、ひみこはイコールあま照らすと考えざるをえない。
さらに、あま照らすは やまと朝廷の始祖とされている。
とすると、邪馬台国はやまと朝廷の源流ということになる。・・・
このように読者をうならせる見事な推理が展開されていきます。
やまたいという国名にも新しい推理を加えています。
結論を先に言えば、やまたいという国名は存在しなかった、というのが井沢氏の説です。
やまたいのやは邪、まは馬、たいは台所の台という字が当てられています。
漢字の意味まで判るのは朗読者の細やかな配慮、のおかげです。
くなこくに当てられた漢字の意味も説明されています。
くなこくのくは狗(天狗のぐ)、なは奴隷のどという字です。
地の果ての野蛮な国ということでしょうか。
背景には中華思想があったのだと思いますが、事実、そう言われてもしかたがないほど文明の差があったのでしょう。
そのはなしは別として、邪な馬の台は、中国語の古い発音ではやまたいとは読まないのだそうです。
中国語は音韻が多いので、日本のかな文字で表記することはできないが、やまたいが濁ってヤマダイになり、しかも、いは、ほとんど発音されないので、やまだに聞こえたり、やまどに聞こえたり、その中間の音に聞こえたりする。
倭人がぎの国の人に向って私はやまとから来たと言っても、相手は性格にやまととは発音できない。
どうしてもなまってしまう。
なまったまま漢字で表記すると、邪な馬の台になる。
それを日本の歴史学者がやまたいと読んでしまったのではないか。
この3文字は 「やまと」と読むべきではないか、というのが井沢氏の説です。
これも思わずうなってしまうほどの説得力があります。
ひみこがあま照らすのモデルで、やまたいがイコールやまとだとすると、古代史最大の謎はいっきに解決します。
ひみこの国がどこにあったのかという問題についても有力な物証があります。
倭人伝には、ぎの王が百枚の銅鏡をひみこに贈ったと記されています。
たぶん、三角縁神獣鏡と呼ばれているものでしょう。
その銅鏡は近畿地方から集中して発見されています。
ということは、邪馬台国イコール大和国は近畿地方にあったという結論になります。
これで決まりではないかと思ってしまいますが、話はそれほど単純ではありません。
九州説も根強く残っています。
古事記・日本書紀に記されている天孫降臨の物語は南九州が舞台になっています。
神話の中では皇室のルーツは南九州です。
しかも、この地方にはくなこくがあったとされています。
もう一つ不思議なことがあります。
時代は下って、8世紀後半のデキゴトですが、皇室とは血縁のない人物を天皇の位に就けようとしたことがあり、その是非を巡って神託を求めることになりました(第48代・称徳天皇が弓削道鏡(ゆげのどうきょう)という人物を次の皇位につけようとした事件)。
天皇は万世一系、つまり、あま照らす直系の子孫でなければならないというのが原則ですから、これは一大事です。
この時、朝廷はどこに使者を送ったか?・・・なんと、九州の大分県にある宇佐神宮でした。
神託を求めるとすれば、手近なところに伊勢神宮があります。
にもかかわらず、わざわざ九州まで使者を送る必要がどこにあったのでしょう。
やまと朝廷と九州の間には何か深いかかわりがありそうです。
井沢氏はこの謎について三つの可能性を上げています。
1.ひみこの国は九州から近畿へ移動し、やまと朝廷となった。
2.九州の地でやまと朝廷に滅ぼされた。
3.ほかの勢力に滅ぼされ、あるいは連合し、近畿へ移動してやまと朝廷となった。
井沢氏はやまたいがやまとと読めることを前提としてこの三つの可能性を上げているのですが、二つ目の、九州の地でやまと朝廷に滅ぼされたというのはその前提と整合していません。
邪馬台国が大和国に滅ぼされたとすると、両者はイコールではなくなります。
ここは首を傾げたくなりますが、やまたいとやまとが別の国であった可能性もまったくないわけではないと言っているのかもしれません。
三つ目の「ほかの勢力に滅ぼされ」は、国がなくなったという意味ではなく、戦争に負けて力を失ったという意味でしょう。
戦争に負けたが国は残った。
そして新しい王を擁立して近畿へ移動した、あるいは、ほかの勢力と連合して近畿へ移動したというわけです。
いずれも以前からあった邪馬台国東遷説(東へうつる説)を、井沢流に踏襲したもので、天孫降臨の神話や宇佐神宮との関係を説明することができます。
なお、南九州にあったくなこくが、東へ移動してやまと朝廷になったと主張する学者もいます。
東へ移動してきたくなこくが近畿の大和国を滅ぼし、あるいは連合してやまと朝廷になったとする推理です。
この推理も天孫降臨の神話と、宇佐神宮との関係を説明することができます。
邪馬台国ややまと朝廷の起源についてはほかにもさまざまな説があって、なかなか一筋縄ではいきません。
逆に、だからこそ古代史はおもしろいともいえます。
邪馬台国の謎は日本人全員にかかわりのあるテーマです。
今まで、興味のなかった方も、これを機に古代のロマンに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
今回は、逆説の日本史古代黎明編の一部をご紹介しました。
ほかにも興味深い記事がたくさんあります。
歴史が好きな方にはお勧めの1冊です。(おわり)
《 新刊案内 》
センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。
どうぞご利用ください。
今月は、デイジーが18タイトル、一般CDが3タイトル、点字が9タイトルです。
なお、返却期限は資料が届いてからお手元に2週間です。
延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
●録音図書
◎一般向け図書
〇歴史(3タイトル)
書名 古代ポンペイの日常生活 講談社学術文庫 1986
本村 凌二 著
デイジー 7時間29分
発行 講談社 2010年
内容 紀元79年、ヴェスヴィオ山大噴火によって埋もれたポンペイ。剣闘士の死闘に熱狂した闘技場、人口一万の町に百二十軒もあった居酒屋、優雅な邸宅…集大成された文字史料の解読から、古代ローマ人の生活風景を鮮やかに再現する。
書名 見ないで楽しむ京の旅 みやこユニバーサル観光のすすめ
京都市保健福祉局保健福祉総務課 編
一般CD 1巻
発行 京都市保健福祉局保健福祉総務課 2011年
内容 年齢から障害の有無等にかかわらず、より多くの方に京都を楽しんでいただくため、「見る」こと以外の四感(「聴」「音」「味」「触」)を研ぎ澄ませて楽しむことで、「見えても」「見えなくても」同じように楽しめる京都の楽しみ方を示す。
書名 青森ガイドブック 行くたび、あたらしい。
青森県健康福祉部障害福祉課 編
一般CD 1巻
発行 青森県 2012年
内容 四季折々に美しい姿を見せる青森県の魅力を紹介したガイドブック。「青森県について」「自然」「祭り・伝統芸能」「歴史・文化」「青森の冬」「温泉」「市場・食」「主な施設」を収録。
〇社会科学(3タイトル)
書名 商都大阪をつくった男五代友厚
宮本 又郎 著
デイジー 6時間20分
発行 NHK出版 2015年
内容 幕末維新期沈滞していた大阪にニュー・ビジネスモデルを持ち込み、見事に近代経済都市として蘇生させた五代友厚を、新しい観点からとらえ直す。
書名 まちを歩くために 目の見えない人・見えにくい人の外出を助けるために
視覚障害者のための歩行支援系機器に関する啓発事業
デイジー 41分
発行 日本盲人会連合 2011年
内容 目の不自由な人が歩くときに、それを助ける機器がいくつもあることを皆さんは知っていますか。これからこの本を皆さんに読んでもらい、目の不自由な人が道を歩くときの理解を深め、協力して暮らせる社会づくりを考えていきましょう。
書名 葬儀マナーとしきたり バリアフリーブックレット
桜雲会 編
一般CD 1巻
発行 桜雲会 2015年
内容 葬儀マナーやしきたりは、宗教・宗派によって違います。しかし、葬儀に参列してもほとんどの場合視覚障害者にとって十分な説明はありません。事前に何かしらの形で知識を持っておくと安心です。
〇文学(1タイトル)
書名 ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯
ヴォーンダ・ミショー・ネルソン 著 R.グレゴリー・クリスティ イラスト 原田 勝 訳
デイジー 7時間42分
発行 あすなろ書房 2015年
内容 1939年、ニューヨーク7番街に風変わりな書店が誕生した。黒人が書いた、黒人についての本だけを売る店。権力や差別、偏見に屈せず、全米ナンバーワンの黒人専門書店をつくりあげたルイス・ミショーの生涯を紹介する。
◎児童向け図書
〇歴史(1タイトル)
書名 ここで土になる
大西 暢夫 著
デイジー 53分
発行 アリス館 2015年
内容 ダム建設にゆれた村で、変わらず、動かず、そこに暮らし、土を耕し続けた夫婦がいる。村人が全員去った集落に根を張って生きる老夫婦と大イチョウの物語を、写真とともにつづる。見返しにも写真あり。
〇社会科学(1タイトル)
書名 生きる 劉連仁の物語
森越 智子 作 谷口 広樹 絵
デイジー 4時間33分
発行 童心社 2015年
内容 1944年9月、日本軍により中国から連れ去られた劉連仁は、苛酷な炭鉱労働から逃亡し、北海道の山中でひとり、13年間生き抜いた。奪われた、人としての尊厳をとり戻すための孤独な闘いの物語。
〇自然科学(1タイトル)
書名 アリとくらすむし ふしぎいっぱい写真絵本 26
島田 たく 写真・文
デイジー 46分
発行 ポプラ社 2015年
内容 アリは、じつはたくさんの虫たちと一緒にくらしています。アリからえさをもらう虫。アリを食べる虫。アリにかくれる虫。そして、アリと助けあう虫。アリと一緒に生きる虫たちを、迫力ある写真で紹介します。
〇技術・工学(1タイトル)
書名 コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業 はじめてのノンフィクションシリーズ
中村 文人 文
デイジー 1時間33分
発行 佼成出版社 2015年
内容 リサイクルの大切さを伝え続けるコロッケ先生の願いは、1枚でも多く、すてられる紙を救うこと。岡山県にある明和製紙原料株式会社の社長である、コロッケ先生こと小六信和氏の人物像と、古紙リサイクル授業の様子を紹介する。
〇文学(7タイトル)
書名 はいくのえほん 抜粋版
西本 鶏介 編・文
デイジー 13分
発行 鈴木出版 2003年
書名 いとしろへの道 偕成社の創作文学
岸 武雄 著
デイジー 6時間17分
発行 偕成社 1980年
内容 岐阜県と福井県の県境にある石徹白についての見聞記と、老婆から宝暦騒動を聞いた話を1冊にまとめたもの。民主主義の原型となる無主無従の秘境の物語。
書名 二日月 ホップステップキッズ! 28
いとう みく 作 丸山 ゆき 絵
デイジー 3時間27分
発行 そうえん社 2015年
内容 ミルクを飲んでもすぐに吐いてしまう妹は、1歳になってもまだ歩けないし、立てないし、ハイハイも、おすわりもできない。医者に、障がいがあるかもしれないと言われ…。生まれたばかりの妹と共に過ごす、少女の1年を描く。
書名 ひみつのきもちぎんこう
ふじもと みさと 作 田中 六大 絵
デイジー 34分
発行 金の星社 2015年
内容 いじわるや自分勝手をすると黒コインが、勇気を出したり努力すると銀コインがたまる「きもちぎんこう」。通帳が黒コインでいっぱいになると、いい心が消えてしまうという。あわてたゆうたは…。
書名 茶畑のジャヤ 鈴木出版の児童文学-この地球を生きる子どもたち-
中川 なをみ 作
デイジー 4時間37分
発行 鈴木出版 2015年
内容 成績の良さを皮肉られ、クラスで仲間はずれにされていた小5の周は、海外で働く祖父の誘いでスリランカへ。茶畑で出会った少女ジャヤを通して、スリランカの民族対立を知った周は、自分とまわりの関係に置きかえて考え始め…。
書名 さかさ町
F.エマーソン・アンドリュース 作 ルイス・スロボドキン 絵 小宮 由 訳
デイジー 1時間34分
発行 岩波書店 2015年
内容 リッキーとアンは、おじいちゃんの家に行く途中、見知らぬ町で1日を過ごすことになりました。その町の名前は〈さかさ町〉。いったい、どんなところなのでしょう?
書名 白いイルカの浜辺 評論社の児童図書館・文学の部屋
ジル・ルイス 作 さくま ゆみこ 訳
デイジー 8時間12分
発行 評論社 2015年
内容 浜辺でけがをしたイルカの子どもを見つけ、何とか助けようとするカラ。少女のいちずな思いが、まわりの人たちを動かし始め…。海を守ることの大切さに気づき、成長していく少女の物語。
◎絵本(3タイトル)
書名 木のすきなケイトさん 砂漠を緑の町にかえたある女のひとのおはなし
H.ジョゼフ・ホプキンズ 文 ジル・マケルマリー 絵 池本 佐恵子 訳
デイジー 47分
発行 BL出版 2015年
内容 1883年に教師としてサンディエゴにやってきた、ケイトさんことキャサリン・セションズ。森で育った彼女は、森にいるだけでしあわせでしたが、サンディエゴは砂漠の町で…。砂漠を緑の町にかえたある女性のお話。
書名 みずたまのたび
アンヌ・クロザ さく こだま しおり やく
デイジー 20分
発行 西村書店 2015年
内容 ネコの水入れに、ひとつぶのこった小さなみずたまが旅にでる。太陽のおかげで空に舞い上がり、雲にのり、雨になって…。詩情あふれる文と洗練されたイラストで、水の循環をやさしく伝える。
書名 ボタンちゃん わたしのえほん
小川 洋子 作 岡田 千晶 絵
デイジー 27分
発行 PHP研究所 2015年
内容 ボタンちゃんとボタンホールちゃんはふたりでひとつ。いつもなかよしです。ところがある日、ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまいました。転がっていったボタンちゃんは、おもちゃ箱の裏側にたどりつき…。
●点字図書
◎一般向け図書
〇歴史(1タイトル)
書名 青森ガイドブック 行くたび、あたらしい。
青森県健康福祉部障害福祉課 編
点字 1巻
発行 青森県 2012年
内容 四季折々に美しい姿を見せる青森県の魅力を紹介したガイドブック。「青森県について」「自然」「祭り・伝統芸能」「歴史・文化」「青森の冬」「温泉」「市場・食」「主な施設」を収録。
〇社会科学(5タイトル)
書名 万引きの文化史 ヒストリカル・スタディーズ 03
レイチェル・シュタイア 著 黒川 由美 訳
点字 5巻
発行 太田出版 2012年
内容 なぜ人は万引きをするのか?どういった人が、どんな理由で万引きという犯行におよぶのだろうか?万引きに端を発するさまざまな人生の物語を追うと共に、万引きの病理と対応策を考察する。
書名 盲ろう者向けパソコン指導マニュアル Windows7編 平成23年度版
全国盲ろう者協会 編
点字 3巻
発行 全国盲ろう者協会 2012年
内容 盲ろう者にパソコンを教える際の指導者の手引書。
書名 共生社会を切り開く 障碍者福祉改革の羅針盤
佐藤 久夫 著
点字 5巻
発行 有斐閣 2015年
内容 「障がい者制度改革」の背景や、そのひとつの結実である「骨格提言」の内容を丁寧に解説し、今後の障碍者福祉改革のあるべき姿を示す。
書名 まちを歩くために 目の見えない人・見えにくい人の外出を助けるために
視覚障害者のための歩行支援系機器に関する啓発事業
点字 1巻
発行 日本盲人会連合 2011年
内容 目の不自由な人が歩くときに、それを助ける機器がいくつもあることを皆さんは知っていますか。これからこの本を皆さんに読んでもらい、目の不自由な人が道を歩くときの理解を深め、協力して暮らせる社会づくりを考えていきましょう。
書名 葬儀マナーとしきたり バリアフリーブックレット
桜雲会 編
点字 1巻
発行 桜雲会 2015年
内容 葬儀マナーやしきたりは、宗教・宗派によって違います。しかし、葬儀に参列してもほとんどの場合視覚障害者にとって十分な説明はありません。事前に何かしらの形で知識を持っておくと安心です。
〇芸術・美術(2タイトル)
書名 歌舞伎家と血と藝 講談社現代新書
中川 右介 著
点字 6巻
発行 講談社 2013年
内容 市川團十郎家はなぜ特別なのか?栄華を極めた二人の中村歌右衛門の戦略とは?明治から現在まで、歌舞伎界の名門七家の家と血と藝の継承の歴史を描く。
書名 みんなの体操
国立身体障害者リハビリテーションセンター学院リハビリテーション体育学科 表現監修
点字 1巻
内容 郵政省簡易保険局(現・株式会社かんぽ生命保険)とNHKが制定した新しい体操。お年寄りや身体が不自由な方々が気軽にできるよう、工夫されている。
◎児童向け図書
〇文学(1タイトル)
書名 はいくのえほん 抜粋版
西本 鶏介 編・文
点字 1巻
発行 鈴木出版 2003年