視覚障害者センターだより 〜ロバと五つのにんじん〜   平成23年10月(通巻253号)   発行:岡山県視覚障害者センター  郵便番号700-0927 岡山市北区西古松268-1  電話:086-244-1121  FAX:086-244-1043  Eメール:ossfc@nifty.com   声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんので、皆さまからの原稿をお待ちしています。 今月は7月のパソコン講座を受けられた三宅好美さんと、小野田清子さんから原稿をいただきました。三宅さんの原稿は長文のため、何回かに分けて掲載いたします。 今月の内容 お知らせ(11件)、「声2件」、センター周辺の説明その4、新刊案内をお伝えします。 お知らせ   1.2011年11月の休館日と図書整理日  休館日は毎週火曜日と3日(木曜文化の日、23日(水曜)の勤労感謝の日)です。  図書整理日は11月24日の木曜日です。この日は終日留守番電話対応とさせていただきます。 2.デイジー図書目録についてお詫びとお願い  9月号で9月末を目標にデイジー図書目録をお送りする予定とお知らせしましたが、諸事情により完成が遅れています。10月末から11月初旬にかけてお送りすることになりそうです。まことに申し訳ございません。  また、これも9月号でお知らせしましたが、お送りする目録のメディアは、センターだよりでお送りしているメディアによって、原則として下記のようにいたします。違うメディアをご希望の方は、センターまでご連絡ください。墨字版は今しばらくお待ちください。すでにご連絡いただいている方は、再度のご連絡は不要です。  @センターだよりをカセット版またはデイジー版でお送りしている方には、デイジー版でお送りします。カセット版は作成しませんのでご了承ください。このCDにはパソコンで読めるデータも収録します。  Aセンターだよりを点字版でお送りしている方には、点字版でお送りします。全2巻の予定です。  Bセンターだよりをメール版でお送りしている方には、データを添付ファイルでお送りします。  なお、デイジー版とメール版には、以前配付いたしましたデイジー図書目録(リハ協製作分)も収録する予定です。 3.センターからの貸出用のPTN1かPTN2を理用されておられる方へのお願いです。  センターの貸出用のプレクストークがなくなりました。新しい希望者への対応がこのままではできなくなります。そこで、センターからPTN1かPTN2を借りられておられる方で、ご自身でプレクストークを購入された方がおられれば、センターまでご連絡をお願いいたします。なおこれら2機種の特徴はデイジーCDをキャディーケースを使わず、直接挿入するものです。 4.デイジー図書目録が完成しました。何人かの方からはご連絡をいただいたのですが、点字版よりデイジー版かメール版の方が都合がよいという方は早めにご連絡をよろしくお願いいたします。 5.1階のロビーにはPC‐Talkerの入ったパソコンがあります。これはwindows7の64ビット版のものです。有線lanでインターネットに接続しています。ソフトとしては高知システム開発のほとんどのものが入っています。体験可能なのはサピエ図書館の利用、ネットサーフィン、すみ字文書の作成、墨字印刷物の読み上げ、新聞記事の読み上げなどが代表的なものですが、その他多くのことが体験できます。   体験ご希望の方は電話で予約をお願いいたします。 6.点字JBニュースを読んでみませんか。  点字JBニュースは大きく分けて2種の記事からなっています。  1つは視覚障害者に関する様々な記事で、もう1つは日本経済新聞記事から10記事を選んだものです。メール版と点字版の2種で提供しています。メール版は当日にとどきますが、点字版はセンターでの印刷後、郵便で送りますので1日遅れの記事になります。  点字JBニュースを新しく読んでみようと思われる方は、センターまでご連絡ください。費用は無料です。  また、新しい電話ナビゲーションサービスが昨年の12月からスタートしています。  電話番号が0570-021802 (料金10円/分)へお電話し、聞こえてくる指示に従ってくだされば電話でも聞くことができます。 7.点字に親しむ会のお知らせ  2011年度の「点字に親しむ会」を次のように開催いたします。例年通り点字に関するゲーム・クイズ・読みの問題等で2時間余りを楽しみたいと思います。  点字のルールに自信のない方も、お気軽にご参加ください。なお、参加された方には、ささやかですが昼食を差し上げます。   とき 11月27日午前10時〜12時   場所 岡山県視覚障害者センター   電話 086ー244ー1121   参加申し込み 11月25日までに、電話で視覚障害者センターまでお申し込みください。 8.秋の歌声  11月27日午後1時半より視覚障害者センターで、例年通り「秋の歌声」の集りを持ちたいと思います。  さわやかな秋の午後、アコーディオンとギターをバックに思いきり歌って過ごしましょう。前もっての申し込みは不要です。点字と墨字の歌集を用意します。 9.皆さんは女性作家で「小手毬るい」はご存知でしょうか。サピエ図書館にはデイジー版も点字版もけっこう沢山ありました。数カ月前この作家の本を沢山寄贈してくださった方がおられました。話しを聞くとるいさんは娘さんとのことでした。 読書の秋です。秋の夜長、るいさんの本をお読みになられてはいかがでしょうか。 10.センターだよりのメディアの種類  現在センター便りを以下のどれかで利用者の方々に送っています。  @点字版Aカセットテープ版BデイジーCD版(これにはテキストデータと点字データも入っています)Cメール版(本文と添付ファイルでテキストと点字のデータが入っています)  音訳雑誌もカセットでの提供が停止されたり、新しい音訳本もデイジーのみが増えてきました。今後この傾向はますます著名になると思われます。こんなこともあり、センターとしては、カセットテープ版から他のメディアへの変更を望んでいます。  今回の目録を期にカセット版でお聞きの方は積極的にデイジー版への移行をお願いします。換えてもよいよという方はセンターへお知らせください。 11.センター便りは9月号から視覚障害者センターのホームページに載せています。声の欄に原稿を寄せてくださった方の名前も載ります。都合が悪い方は、原稿にそのむね書いてくださるか、センターへご連絡ください。よろしくお願いいたします。 声1 いろんな人といろんな場所、そしてパソコンとの出会い         利用者 三宅好美  私は今年の4月5日に倉敷市から岡山市へ一人で引っ越してきました。なぜ一人暮らしをしようと思ったかというと、長くなりますので、ここでは省略します。  越してきたばかりの頃は、これからどうなることかと不安でしたが、どこかで何かが、もしくは誰かが見守ってくれていたのでしょうか、様々な出会いがありました。その出会いは大きく分けると5つあります。  一つ目は、身のまわりのお手伝いをして下さるヘルパーさんとの出会いです。一人になったはいいものの、一人暮らしをするにあたって、絶対にできないことが幾つかあります。それは、文字を読むこと、書くこと、爪を切ること等が代表的なものです。そのようなことを気持ちよくお世話していただけるヘルパーさんに出会うことができ、通院や移動の際にもお世話になっています。  二つ目は、スーパーの店員さんとの出会いです。  物件を探す際に、必ず近くにスーパーのあることを条件にしていたので、距離的な問題はありませんでした。しかし、ヘルパーさんはいつも来てくださるわけではありませんので、1人で生きるようにならなければなりません。なので、最初はヘルパーさんに付き添っていただき、自宅からスーパーまで何往復もして、一番安全な道順を教えていただきました。  そして何とか1人で歩いて行けるようになった頃、私はスーパーの店員さんに、「これからは1人で来ようと思うのですが、1人で買い物ができませんので、おつき合いいただける店員さんはいらっしゃいますか、いらっしゃる場合はどのようにお呼びしたらいいでしょうか」と聞いてみました。するとサービスカウンターにいらっしゃった女性店員さんが、私の手をカウンターの上についているボタンに導いてくださり、「このボタンを押していただいたら誰かが必ず来ますので」と教えてくださいました。  それ以降は1人でスーパーに行き、サービスカウンターの上のボタンを押すと、だいたいは店長さんが出てきてくださいます。買い物かごをカートに乗せて店内を一緒に回ってくださったり、レジを通っていつも私が持っているマイバッグに品物を詰めるところまでやってくださるので、とても助かっています。そんな日頃の感謝の思いもあって、私は、スーパーに行った際に必ず心がけていることがあります。それは店長さんや店員の皆さんに挨拶を欠かさないということです。サービスカウンターに行った時も、レジを通る時も必ず「おはようございます」や「こんにちは」と声をかけます。すると店員の皆さんも挨拶を返してくださるので、とても気持ちがよいです。買い物を終えてスーパーを出ると、自宅までの道中に信号のない道を横切らなければならない所があります。そこは車の通りが非常に多いところなので、店長さんが車や自転車が来ていないことを確認して「はい今渡れます、大丈夫ですよ」と教えてくださいます。私は「また来ますのでよろしくお願いします」というと、「ありがとうございます。また、お待ちしています」という言葉を返してくださるのです。  今ではお店の方も私の顔を覚えてくださっていて、ボタンを押す前に手引きをしてくださる方もいらっしゃるほどです。そのスーパーでは月に1回ポイントの高い日があります。その日には私は、一度にどっさり買い物をすると持って帰ることができないので、2往復も3往復もするぐらいです。  次号に続く。 自分の力で動く −岡星寮のパソコンクラブの部長を体験してみて−        利用者 小野田 清子  私が岡星寮でパソコンクラブを始めて、早いもので9年目を迎えました。  今は利用者の喜多村さんが代表者として頑張っていますが、クラブのメンバーが6人に増えてから、講師の提案で部長選挙を実施したことがありました。  そのとき私が、真っ先に立候補しました。  部長の仕事は、講師との連絡や職員にパソコンルームの鍵を開けてもらうことなどです。  しかし、部長になったとはいえ、楽しいことばかりではありません。辛いこともありました。  例えば寮祭の展示物を作るとき、写真や文字のサイズが合わず、何度も職員から、写真や文字をもう少し大きくしてと言われたときです。  「なぜ、そのことを言われただけなのに辛いの?」と思われるかもしれませんが……。  それは、講師の方に連絡をすればいいのですが、全盲の私には写真や文字の大きさがイメージできなかったからです。  しかし、何とか講師と連絡をとって、説明をすることができました。  実は私自身、もともと自分の力で動くことが苦手でした(といっても、今は完全に得意になったとは言えませんが)  そのきっかけを作ってくれたのは、先輩のHさんです。  私は岡星寮が児童施設のときから、Hさんたちと一緒に生活してきました。  それから高等部になって初めて岡星会(こうせいかい)の役員の仕事を体験しました。  その頃の私は、自分の力で全く動けず、だれかが助けてくれるのを待っていました。  しかしその様子を見たHさんが  「きよさん、自分から動かないといけないよ」というアドバイスをしてくれました。  「エー?自分から動く?どういうこと?  この人何言ってるの?  役員の仕事なんか引き受けるんじゃなかった。  寮をやめて通学しようかなー」  私はただ腹が立つばかりで、Hさんのアドバイスをすなおに受け入れられませんでした。  しかし、大人になった今は違います。  岡星寮が成人施設に移行して、そこで岡星会(こうせいかい)の会長を2年ほど経験してきたおかげなのかもしれません。  パソコンクラブの部長ができるようになったのは、クラブのメンバー、6名の皆さんの優しい援助と、私に厳しいアドバイスをくれたHさんのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。  もしHさんと寮生活をしていなければ今頃私は、何もできない駄目な女性になっていたでしょう。  皆さんも困ったときは、1人で悩まないで、しっかり声を出しましょう。だれかがあなたを助けてくれるはずです。  それに自信がなければ最初から断れば良いのですから。  また、自分の力で動くことは辛い反面、勉強にもなりますよ。  皆さんもいろいろなことにチャレンジしてみませんか?  最後に私たちが岡星寮で毎月第3日曜日にこられているボランティアの方と歌っている「なかま」の歌詞を紹介します。  皆さんも一緒に歌ってみて下さい。 「なかま」 1 あなたたちの前には わたしたちがいる   わたしたちの前には あなたたちがいる   お互いの心が 通じ合い   手と手を合わせて 歩き出そうよ   あの空のように 大きな心で 2 あなたたちの前には わたしたちがいる   わたしたちの前には あなたたちがいる   おたがいの心が とけ合って   みんなで一緒に 学び合おうよ   やさしさと勇気が わいてくるよ 3 あなたたちの前には わたしたちがいる   わたしたちの前には あなたたちがいる   考えていること 声に出し   言葉にできれば わかり合えるよ   感謝とよろこび 分かち合おうよ パソコンをお持ちの方は次のアドレスから音源を聞くことができます。 http://www.kirakira-star.com/nakama/nakama.html センター周辺の案内その4  今回は、西古松のバス停があるバス道と直角に交わる道のまず東側をついで西側を案内します。  音響式交差点の北東角地に理髪店シンチの駐車場がまずあります。  それから民家を過ぎさらに北に進むと、大きな岡山地方法務局岡山西出張所があり、建物の北側には法務局の駐車場が続きます。  そして、その北隣にはかなり広い西古松南公園があります。西古松南公園から北東側には、マルナカの看板も見えます。  西古松南公園と道を挟んで北側に、持田製薬株式会社、OKIの事務所が並んであります。  この道が最初の交差点になります。  さらに北に進むと、やがて音響式信号機の音が聞こえてきます。そこまでは民家やマンションです。この交差点には東西の主要道路が走っています。東へ行くと大元駅の北側の高架下へと続きます。途中ローソンがあります。  交差点の付近には特に目立った建物はありません。  では音響式信号機のところでUターンし、道の西側はどうなっているでしょうか。ずっと民家が続き、最初の交差点までもどると、その手前、持田製薬株式会社の向いに聖和堂という「瀬戸大橋まんじゅう」が有名なお菓子屋さんがあります。点字ブロックを記念してできた「幸福の黄色い道」という饅頭はここで販売されています。  それから、さらに南に進むと、JR岡山第2鉄道寮があります。この建物は6階建てです。その南隣が駐車場で、そこを隔てて、テニスコートと岡山療護センターとなっています。  今回でセンター周変の案内は終ります。まだ何本か道路があるのですが、ほとんど民家や田んぼばかりでお知らせしたいことがありません。 ■新刊案内  当センターで新しく受け入れた図書をご紹介します。どうぞご利用ください。  今月は、デイジーが10タイトル、点字が1タイトルです。 ●録音図書 ◎一般向け図書 ○哲学 書名:元気語録400選 このひとことが幸運の扉を開く 竹内均(たけうち ひとし) 著 講談社+α文庫 デイジー(9時間10分) 伊丹 明美(いたみ あけみ)音訳 発行:講談社 1998年 内容:挫折や失敗をバネに成功した一流の人たちは、人生のキーワードを必ず持っている。日本の政治、経済、文学、芸能、スポーツなどのジャンルで活躍する著名人が、貴重で豊富な経験から本音で語った価値あるひとこと。読めば読むほど味わい深く自分の生き方に勇気と自信が湧いてくる。 書名:この世で大切なものってなんですか 酒井雄哉(さかい ゆうさい),池上彰(いけがみ あきら)著 朝日新書 デイジー(2時間42分)  三宅 佳代子(みやけ かよこ)音訳 発行:朝日出版 2011年 内容:人はなぜ争うのか? 真の幸福とは? 千日回峰行を2度満行した比叡山の酒井雄 哉大阿闍梨と、わかりやすく時代を読み解くことで人気のジャーナリスト池上彰が、「この世で大切なもの」について語り合う。 ○歴史 書名:江戸の町は骨だらけ 鈴木理生(すずき まきお)著 デイジー(7時間29分) 内田 和江(うちだ かずえ)音訳 発行:桜桃書房(おうとうしょぼう) 2002年 内容:「まさかこんな所が墓地だったとは」 都市史研究の第一人者が人骨の発見状況、寺院・神社の分布などをふまえ、臨界都市の地下に封印された「ナニカ」を掘り起こす注目作。「骨」から読む江戸・東京の歴史、地理、民俗、宗教。 書名:名字でわかる日本人の履歴書 なぜ東日本は「佐藤」「鈴木」が、西日本は「田中」「山本」が席巻したのか  森岡浩(もりおか ひろし)著 講談社+α新書 デイジー(4時間59分) 塩田 美智恵(しおた みちえ)音訳 発行:講談社 2011年 内容:西日本の名字はなぜ画数が少ないのか? 東西で異なる名字分布の理由とは? 名字の解明とは、日本人の歴史そのものの解明に他ならない。日本人全体の足跡を十数万の名字から追う。 ○社会科学 書名:27人のすごい議論 「日本の論点」編集部 編  文春新書 デイジー(10時間55分) 江本 幸子(えもと さちこ)音訳 発行:文芸春秋 2008年 内容:竹中平蔵、立花隆、斎藤環(さいとう たまき)、内田樹(うちだ たつる)など、各界を代表する27人の論客たちが、社会に大きな影響を与えた自説のエッセンスをわかりやすく提示。日本の諸問題の本質を捉え、通説を覆す卓論の説得力と巧みな論理を展開する。 書名:食の街道を行く 向笠千恵子(むかさ ちえこ)著 平凡社新書 デイジー(7時間48分) 丸山 志世子(まるやま しよこ)音訳 発行:平凡社 2010年 内容:文化の産物としての食べものは人から人へ、土地から土地へと伝えられ、変遷し発達をとげてきた。日本各地に伝わる伝統の食材・食品も、様々な交流を経て今日の姿がある。全国の「食の街道」を辿り、日本の食文化の原点を探る。 ○工学 書名:野崎洋光のおいしい節電レシピ 野崎洋光(のざき ひろみつ)著  デイジー(2時間27分) 佐藤 淑子(さとう よしこ)音訳 発行:東洋経済新報社 2011年 内容:電気に頼りすぎない食生活の楽しみ方を、トップシェフが伝授。缶詰・瓶詰、乾物、常温保存食材を使いこなすレシピを一挙紹介するほか、「鍋でご飯を炊く方法」「室温保存できる作りおき」など、すぐに役立つ知恵も満載。  ○産業 書名:リピート率10倍アップの飲食店繁盛術 佐野由美子(さの ゆみこ)著 デイジー(4時間9分) 三浦 ますみ(みうら ますみ)音訳 発行:同友館(どうゆうかん) 2008年 内容:成功する店も失敗する店も、そこには必ず仕組みがある。「赤坂璃宮」を立て直した女性フードプロデューサーがそのノウハウと、リピーターを獲得し続ける仕組みづくりを提案する。 ○語学 書名:岡山弁あれこれ part2(ぱーと に) 虫明吉治郎(むしあき きちじろう)著 デイジー(8時間58分) 上田 あさみ(うえだ あさみ)音訳 発行:研文館吉田書店(けんぶんかん よしだしょてん) 1993年 内容:「ぼっけえきょーてー」「おえん」「火事がいきょーる」「傘にのせー」などなど、若い人にはなじみが薄い言葉もあるかもしれませんが、日常生活で口をついて出る表現豊かな岡山弁。そのルーツ・語源を面白おかしく綴った好エッセイ集。「読みてー」「読まんか」「読まれー」 ○文学   書名:空と海のであう場所 小手鞠るい(こでまり るい)著 デイジー(5時間18分) 小野田 映子(おのだ えいこ)音訳 発行:ポプラ社 2006年 内容:わたしたちは、27歳だった。好きで好きでたまらないのに、互いを傷つけ合うことでしか、その気持ちを表現できない、棘だらけの薊のようだった。会いたい。どんなに今は離れていても…。恋愛小説の名手による、魂の愛の物語。   ●点字図書 ◎一般向け図書 ○文学 書名:ブラッドタイプ 松岡圭祐(まつおか けいすけ)著 点字8巻  発行:徳間書店 2006年 内容:全世界で日本にのみ広がる非科学的な迷信、血液型性格論。なぜ人は信じてしまうのか−。人気シリーズの臨床心理士3名が、血液型で性格が変わらないことを証明する、心理エンターテインメント・ノヴェル。