岡山県視覚障害者協会の広報誌を掲示しています。

表示するカテゴリ
全て
岡星寮
岡山県視覚障害者センター

視覚障害者センターだより 令和2年(2020年)1月(通巻352号)

視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
令和2年1月10日発行(通巻352号)
発行 岡山県視覚障害者センター
郵便番号 700-0927 岡山市北区西古松268-1
電話 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com
 
 声の欄は随時募集しています。内容とその形式は問いませんが、ワープロやエディタのテキストデータ、あるいはメールが可能な方は、これらでいただければ大変助かります。
 皆さまからの原稿をお待ちしています。
 皆さんの中には大人になってから岡山に移って来られた方も多くおられると思います。岡山に長年住んでいても地元のことが分からないことだらけという方もおられるでしょう。次号から岡山県に関する色々な分野の本を探し、少しずつ紹介していきたく思います。

 今月の内容
・お知らせ(3件)
・第73回 全国視覚障害者福祉大会(宮城大会) 3日間の旅ご案内
・オーカムマイアイ2が最新のものに交換されました。
・声 老いと向き合う4(全4)
・声 第二の人生 ~訓練を経て~2(全4)
・PCVOL・OPKの例会日
・岡山県視覚障害を考える会の行事予定
・第4回 桃モンキーのご案内
・こまくさハイキングクラブ1月、2月例会案内
・ろばの耳より情報
・人気のある点字図書のご案内
・新刊案内
をお伝えします。

 お知らせ(3件)
1.1月・2月のカレンダー
利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。申し込みが必要な行事があります。
 休館日は毎週火曜日と1月13日(月)成人の日、2月12日(水)建国記念の日の振替休日、24日(月)天皇誕生日の振替休日です。
 開館時間は、午前9時から午後5時です。
 図書整理日は、1月は23日(木)、2月は27日(木)で終日留守番電話対応とさせていただきます。
 なお、留守電にメッセージをお入れくださる場合は、ご用件と共に、お名前、ご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。

1月のカレンダー
 9日(木)視障協青年部ヨガ教室
12日(日)視障協グランドソフトボール部代表者会議、PCVOL
15日(水)視障協川柳教室
16日(木)視障協囲碁クラブ
19日(日)岡山市視障協青年部
26日(日)OPK、視障協女性部料理教室

2月のカレンダー
 9日(日)PCVOL
13日(木)視障協囲碁クラブ
16日(日)岡山県盲導犬友の会総会
20日(木)視障協青年部ヨガ教室
23日(日)岡山市視障協会議、OPK

2.会議室年間予約を受け付けます
 2020年度の会議室の予約を受け付けます。日程が決まっている団体はお知らせください。その他、単発の行事は、随時受け付けます。
 平日は奉仕員の定例行事がありますので、ご希望に添えない場合があります。
 また、センター業務に直接関係のない方が会議室を利用されることがあります。その場合は、3か月前から予約を受け付けますので、ご了承ください。

3.声のカレンダーと小鳩文化カレンダーを差し上げます
 2020年の声のカレンダーを差し上げますので、ご希望の方はご連絡ください。コピーの上、希望者全員に差し上げます。
 宮城県視覚障害者情報センター製作でデイジー2時間35分です。毎日の暦は、日にち・曜日・六輝・行事の順に収録してあります。月ごとに歳時記・手紙のあいさつ・暮らしの知恵や日の出・日の入り時刻も収録してあります。
 また、12月号でご案内した小鳩文化カレンダーは、ご希望の方全員にお届けしましたが、まだ余裕があります。ご希望の方はご連絡ください。先着順でお送りいたします。
 ただし、2部目をご希望の場合、1月下旬まで保留とさせていただきますので、ご了承くださいますようお願いいたします。


   第73回 全国視覚障害者福祉大会(宮城大会) 3日間の旅ご案内

 来年度の全国大会は仙台で開催されます。さわやかな初夏の東北にぜひご一緒しましょう。

 参加費用 おひとり11万円(付添同額、付き添いの方がお二人以上の場合は、お二人目から大会参加費1,000円のご負担をお願いいたします)
 2日目の旅館を2名1室でご利用の場合の追加料金はおひとりあたり2,000円です。
 お申込の時にお伝えください。
 申込締切 令和2年3月10日(火)

 ご旅行日程:2020年6月15日(月)~6月17日(水)

  観光案内
1日目 6/15(月)
 岡山駅に7:30集合、7:45発ののぞみ114号に乗車します。東京で乗り換えて、お昼過ぎに仙台駅に到着。伊達の牛たん本店で遅めの昼食を頂き、伊達家三代の霊廟瑞鳳殿(ずいほうでん)を見学。青葉城址(あおばじょうし)から仙台市内を一望して、仙台一のパワースポット大崎八幡宮に参拝。駅前のホテルで荷解きをした後、近所の居酒屋で夕食。

2日目 6/16(火)
 9時前にホテルを出て、仙台サンプラザ・プラザホールへ。第73回全国視覚障害者福祉大会宮城大会に出席。大会終了後、鐘崎(かねざき)笹かま館にて昼食、見学、買物。
 仙台東ICから猪苗代磐梯高原ICまで高速道路で移動して、野口英世記念館を見学。2日目は会津東山温泉に泊まります。会席宴会で親睦を深めてください。

3日目 6/17(水)
 8:20にホテルをチェックアウトして飯盛山(いいもりやま)で白虎隊記念館の見学(白虎隊十九士(びゃっこたいじゅうきゅうし)の墓、さざえ堂)、続いて鶴ヶ城(つるがじょう)、風情溢れる大内宿(おおうちじゅく)で昼食と散策。
 新白河駅14:48発やまびこ214号で帰路につきます。東京駅でのぞみ49号に乗り換えて19:50に岡山駅着。

宿泊予定先
1泊目 仙台市内 ホテル モンテエルマーナ仙台
2泊目 会津東山温泉 会津東山 原瀧(はらたき)

 瑞鳳殿(ずいほうでん)
 仙台藩祖伊達政宗公の遺命(いめい)によって造営された霊廟・瑞鳳殿。昭和20年の戦災によって惜しくも焼失してしまったため、現在の建物は昭和54年に再建されたものですが、桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な装飾は圧巻の美しさです。杉の老木に囲まれた境内には二代忠宗公の感仙殿(かんせんでん)、三代綱宗公の善応殿(ぜんのうでん)などもあり、こちらも極彩色の壮麗な建築です。

 青葉城址(あおばじょうし)
 戦国大名伊達政宗公の居城跡で、高台に立つ政宗騎馬像は仙台のシンボルとしても有名です。築城を開始したのは関ヶ原の合戦後の1600年で1602年にはほぼ完成したと伝えられています。青葉山(あおばやま)に設けられた天守台は仙台随一の眺望スポットです。

 大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)
 政宗の命により領内鎮護(ちんご)のため、当代随一の名工を集め、慶長9(1604)年から3年をかけて造営。社殿は安土桃山時代を代表する現存最古の権現造り(ごんげんづくり)の建造物として国宝に指定されています。大崎八幡宮のパワースポットの一つはこの社殿です。派手さ、煌びやかさ、威厳漂う建築には圧倒されます。

 鐘崎(かねざき) 笹かま館
 杜の都仙台の食と歴史をテーマにしたアミューズメント・パーク。隣接した本社工場で製造された笹かまぼこの販売をはじめ、宮城県内の食の名産品も取り揃えています。買い物だけではなく、工場の製造ラインを一目で観ることができる「笹かまミニ工場」や、自分だけの笹かまぼこが作れる体験教室(有料)も行っています。

 野口英世記念館
 野口英世の生涯と研究業績を遺品や写真を交えて紹介しています。英世が少年時代火傷を負った囲炉裏等、当時の姿を残す生家も保存されています。生家や生い立ち、研究などを詳しく見ることができます。また、施設二階には、博士のロボットも!

 飯盛山(いいもりやま)
 飯盛山は、会津若松市街の東2キロにあり、城下町を一望に見渡す小高い山です。白虎隊自刃(じじん)の地としても知られています。ここには、白虎隊十九士の墓、各地で戦死した三十一士の墓や、イタリア並びにドイツから贈られた記念碑、さざえ堂、宇賀神堂(うがじんどう)、厳島神社(いつくしまじんじゃ)、白虎隊引揚の洞門、市天然記念物の太夫桜(たゆうざくら)など、数多くの神話、史跡名所が残っております。

 白虎隊記念館
 昭和31年に会津出身の弁護士、故・早川喜代次(はやかわ きよじ)氏によって創立された史料館。戊辰(ぼしん)戦争における「白虎隊」をはじめとする会津藩の悲劇を後世に伝えたいという思いから、私財を投じて作られました。「白虎隊」以外にも戊辰戦争関係の様々な史料(遺品、遺墨(いぼく/故人が書き残した書画)、写真)やジオラマなどを展示しています。

 白虎隊十九士の墓
 幕末の大きな時代の流れの中で戊辰に散った白虎隊の霊が眠る。
 戊辰戦争のおり、16~17歳の少年たちで編成された白虎士中(びゃっこしちゅう)二番隊が戸の口原(とのぐちはら)合戦場から退却し、滝沢峠(たきざわとうげ)の間道(かんとう/抜け道)を通り、戸の口堰(とのくちぜき)の洞門をくぐり飯盛山に辿り着くと、鶴ヶ城の天守閣は黒煙の中に見え隠れして、「城は陥落したか、今は主君のために殉じよう」と、全員が自決しました。1人だけ生き残った 飯沼貞吉(いいぬま さだきち)によって、白虎隊の忠義と悲運の物語は広く人々に知られるところとなりました。

 さざえ堂(不思議な二重構造のらせん階段を体験!国の重要文化財)
 高さ16.5m、六角三層のお堂です。正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」といいます。当時飯盛山には正宗寺(しょうそうじ)というお寺があり、その住職であった僧郁堂(いくどう)の考案した建物です。かつてはその独特な2重螺旋のスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるといわれていました。また、上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという世界にも珍しい建築様式を採用したことで、建築史上その特異な存在が認められ、平成8年に国重要文化財に指定されました。

 鶴ヶ城(つるがじょう)
 難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城は、戊辰の戦役(せんえき)で新政府軍の猛攻の前に籠城一ヵ月、城は落ちなかった。石垣だけを残して取り壊されたのは明治7年のこと。至徳(しとく)元年(1384)葦名直盛(あしな なおもり)がはじめて館を築き、改修を経て天下の名城となりました。
 たくさんの方々の寄付により鶴ヶ城がよみがえったのは昭和40年9月のことです。平成23年春には幕末時代の瓦(赤瓦)をまとった日本で唯一の天守閣となりました。平成27年4月、天守閣再建50周年を記念にして、展示室が全面リニューアルされました。

 大内宿(おおうちじゅく)
 福島県南会津【大内宿】は、江戸時代に会津若松市と日光今市(いまいち)を結ぶ重要な道の宿場町として栄えました。現在も江戸時代の面影そのままに茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、昭和56年には国選定重要伝統的建造物郡保存地区に指定されています。この大切な村・宿場の景観を未来の子供たちに引き継いで行くために、住民憲章を作り「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を守り景観の保存にと伝統的な屋根葺きの技術習得、継承に全員で取り組んでいます。

   オーカムマイアイ2が最新のものに交換されました。
 12月に入り無料でオーカムマイアイ2の旧製品を新製品に交換する旨の連絡があり交換しました。
 電源ボタンがはっきり分かりやすくなったり、他のボタンも以前より分かりやすくなったように思えます。また、立ち上がる時間も短くなりました。
 旧製品は大変高価で購入となると考えるところがありました。新製品になるとともに価格もかなり下がっています。
 この製品には2種類あり、センターが所有しているのは、すべての機能が入ったもので、新価格は49万8千円で、約10万円ほど安くなりましたが、まだかなり高価です。
 もう一つは、OCRのみの機能にしぼったもので、新価格は24万8千円です。約20万円ほど安くなりました。
 昨年センターで体験会を行なったのも、ほぼOCRに関してでした。
 この最大のメリットは、キーボードを使わないため、誰でも少し使い方に慣れれば、どこででも、印刷物を読み上げさせることができる点だと思います。
 得意不得意はあるものの、文字だけの文書ならかなり正確に読み上げてくれます。
 引き続き体験会を予定しています。
 「百聞は一体験にしかず」です。昨年体験された方も、まだ体験されたことのない方も体験されませんか。
 体験会の日時は毎月第2水曜日と第3日曜日で、ともに1日2名、時間は午前10時~11時1名、午後2時~3時1名です。
 どの時間もマンツーマンの対応です。読ませてみたい印刷物があればご持参ください。
 
 以下体験日です。ふるってご体験ください。
 令和2年1月8日(水)、19日(日)、2月16日(日)、3月11日(水)15日(日)です。

 体験ご希望の方はセンターまでお申し込みください。


   声  老いと向き合う 4 (全4)   利用者 K M

 このレポートでは宗教的なバックグラウンドの必要性について述べてきました。
 残念ながら知識人と呼ばれる人々を含めて日本人の多数派は宗教に疎遠であるばかりでなく、宗教は過ちを犯しやすい危険なものだという認識傾向が強いようです。
 かつて日本は神道を精神の柱として無謀な戦争を起こし、多くの命を犠牲にしました。国家権力と宗教が結びついて犯した大きな大きな過ちです。また平成の時代に入ってオウム真理教による残忍な事件もありました。海外からはイスラム過激派の命を命とも思わない蛮行も聞こえてきます。ネガティブな材料が多すぎて、宗教を敬遠する人が増えるのはしかたがないのかもしれません。
 昔から一神教の世界には争いが絶えませんでした。十字軍の遠征はキリスト教とイスラム教の間に(特にイスラム教の側に)抜き刺しならない怨念を残しました。
 またキリスト教徒同士も宗派間の争いから多くの血を流してきました。21世紀に入っても中東ではユダヤ教とイスラム教の間で紛争が絶えません。人類の幸福と平和を願うはずの宗教がなぜ戦争の火種になってしまうのでしょう。その答えを探し続けているのですが、問題が大きすぎていまだに出口が見えません。
 今私に言えるのは、宗教は(特に一神教は)それぞれの信徒が教典をどう解釈するかで善にも悪にもなるということです。私はこれまでに度々創世記の正しい解釈について言及してきました。アダムは土の塵から造られたとか、930年生きたとか、言葉通りに読んではいけないことは昔の人にも分かりそうなものですが、なぜか言葉通りに読まれています。日本にもかぐや姫の物語や桃太郎の物語がありますが、言葉通りに信じている人はいません。昔の人がどんなに純朴であったとしても現実と作り話の区別はつくはずです。
 ところが創世記の物語はいまなお数億、あるいは数十億の人々に真実として読み継がれているのです。創世記を真実として読むと、神は万物の創造者、そして永遠の過去から存在する自存者(自ら存在する者)ということになり、人間は被造物、つまり神によって造られた物ということになります。
 創造者と被造物の間には途方もない隔たりがあって、相対的に人間の命が軽くなります。神の名による戦争は正義であり、神は偉大なりと唱えれば人を殺してもよいという理屈がまかり通るようになります。そうした間違いの元凶は創世記の誤った解釈にあります。創世記の著者、または編纂者が今の有様を見たら「あなたたちはいまだに創世記を正しく読めないのか」と嘆くことでしょう。神はすなわち人、人はすなわち神であると私はこれまでに何度となく書いてきました。
 正しい解釈では、神はシルエットとなって背景に溶け込み、人間が物語の主役として登場します。被造物ではなく、自ら存在する者(自存者)として前面に押し出されます。
 仏典の最高峰とされる法華経では、人はみな仏であり、クオンの過去から存在すると説きます。この上なく尊厳な自存者であると言っているのです。法華経と創世記は深いところで結びついていて、いつのことになるかは分からないけれど、歩み寄る日が来ると私は考えています。法華経と創世記が調和し、世界の宗教が人間の命に最大の価値を置くようになれば、少なくとも神の名による戦争はなくなるでしょう。仏教の世界には昔から宗教戦争はありません。人の命に最大の価値を置いているからです。
 このことから創世記の解釈が法華経と調和すれば、殺し合いで問題を解決しようと思う人はいなくなるでしょう。今はまだ夢物語に聞こえるかもしれませんが、世界の宗教の代表が集まって話し合う試みはすでに始まっています。カトリック教会と仏教会の友好関係も築かれています。一神教の世界にも平和主義者はたくさんいるでしょうから、21世紀の宗教は平和のために貢献しなければいけないという点で異論はないはずです。仏教が仲介者となってキリスト教・イスラム教・ユダヤ教の間に話し合いの機運を醸成することができれば時代は動くでしょう。仏教の中道精神は何事においても寛容で、問題を戦争で解決しようという発想は生まれる余地がありません。ゆえに世界の宗教を調和へと導く上で重大な使命を帯びているとも言えるのです。
 日本人は自分たちが仏教徒であることさえ忘れている向きがありますが、穏やかで和を重んじる気質は仏教の精神に由来するのではないかと私は見ています。仏教は従来の一神教に比べればはるかに寛容で争いを嫌う宗教なのです。そのことを再認識した上で世界の宗教を見渡してみると、戦争を繰り返す宗教とそうでない宗教の相違点がはっきり見えてきます。一言で言えば神に最大の価値を置くか、人間の命に最大の価値を置くかの違いです。私たちは仏教の国に生まれたことを誇りとし、世界の平和を探求する視点から仏教の精神を高く評価しなければいけないと思います。
 ただし、仏教は今新しい段階に入っています。以前のレポートでも書きましたが、仏教は二段構造になっていて、奈良や京都の寺院に象徴される一段目の仏教はすでに力を失っています。今、世界の国々に向けて伝播しつつあるのは二段目の仏教ですから創世記と法華経の解釈を調和させるのも、この二段目の仏教の使命と言っていいでしょう。
 さて、30年ほど前に残忍な事件を起こしたオウム真理教ですが、あれは解釈の誤りというより、教祖の世俗的な野心を満たすために組織された邪教と断定していいでしょう。 また神道は神社ごとに祭られている神体が異なっている上に、宗教に当然あるべきはずの教義・教典がありません。宗教と言うよりも神話の時代からの風習、または慣わしと見るのが妥当と思われます。もともと宗教の体裁を成していなかったものを、国家権力が天皇を神格化するために利用したのです。その結果、天皇と国民の間には大きな隔たりが生じてしまいました。人の命は相対的に軽くなり、従来の一神教によく似た二極構造が出来上がってしまいました。命をかろんじる思想・宗教は必ず堕落し、過ちを犯してしまいます。今、世界の潮流は人間の命を第一とする方向へ向かいつつあります。百年・二百年先になるかもしれませんが、命をかろんじる思想・宗教は淘汰されるか、または、命の尊厳を謳う仏教の精神に(創世記の正しい解釈に)集約されることになるでしょう。
 なお、ここまでは仏教と法華経を便宜上使い分けてきましたが、法華経以外の教典が力を失った今日では両者は同義語と理解していいでしょう。
 これで「老いと向き合う」の連載を終わります。タイトルと直接関係のない話になりましたが、私が一番言いたかったことを最終回で書かせていただきました。


    声  第二の人生  ~訓練を経て~ 2(全4)   利用者 N k

 歩行訓練を受け、息子宅や美容院へ思いたった時に行ける様になったのでとても便利だと感じました。1つできることが増えると新たな挑戦をしたくなってきました。長年、文字を書いたり読んだりしてないので漢字を忘れている様な気がしていました。すみ字(点字と区別する為に通常の文字をすみ字と呼びます)の訓練を受けることにしました。引き続き訓練士の方に教えていただくことにしました。先生から点線の浮き出た用紙を渡されました。点線は2cm間隔に点字で罫線を引いた物です。左手の人差し指で点線をなぞり、文字がはみ出たり重ならない様に気を付けていると、文字が小さくなってしまいます。左手を上手に使って書かなくてはだめなので神経を使います。訓練は月2~3回なのでその間は自主練習をしていました。訓練では基本的に昔書いていた文字を思い出しながら書くことが多かった様な気がしました。日本語には同音異義語があります。例えば、“こう”と読む漢字は《校・公・幸・講》などがあります。音読み訓読みを交えて考えますが、思い出せない漢字もあります。訓練の中では、言葉で説明されても理解できない時は、私の手のひらに指で書いていただくこともありました。すぐに分かった時には、思わず「はい」と手をあげて、先生も「はい。野田さん」と言われ答えます。まるで学生に戻ったみたいで、とても楽しく訓練ができました。熟語を使った文章書いたり、宿題も出されたりすることもありました。
 また、サインガイド(サインする所が切り抜かれているカード)の訓練も行いました。そのお陰で銀行や郵便局のサイン、介護保険更新のサインも自力でできる様になりました。さらに日常の買い物や頼みごとなどをメモできる様になりました。自分では見ることができないので、来た人に見ていただくことで忘れることが少なく、すみ字訓練を受けて良かったと思いました。
 72歳の夏に携帯電話デビューをしました。あまり乗り気では無かったけれど、息子や友人から薦められ、渋々のデビューでした。電話を取ること・簡単に電話をかけることができるボタンの3個だけ息子に教えて貰いました。でも使っていると欲が出てきます。「電話番号を登録したり、メールが打てたりするようになれないかしら」と相談して訓練が始まりました。2つ折りの携帯を開いて、決定ボタンと、数字5ボタンに印を付けて貰いました。最初に携帯電話の形状を確認して、それぞれのボタンの名前を教わりました。番号登録では順序が中々覚えられず、「音声を良く聞いて」と注意されますが、覚えが悪く、自分に腹が立って涙が流れます。「だから機械物は嫌なの」と思っても「途中やめにはできない!やらなくては!覚えなくては」と心にむち打ちました。先生もあきらめず、何度も繰り返し教えて下さいます。泣きながらも覚えようと必死になってきます。先生の携帯番号を登録しました。一件登録できただけでも「やったあ!できた!できた!」と喜びの大声が出るほど嬉しかったのです。いよいよメールを作成して送信しました。電話帳から相手の名前を探し、決定ボタンを押します。漢字変換して決定ボタン、送信という手順です。すべて音声で言ってくれるので、それに従うとメールを作成して送信することができます。そばにいる先生の携帯へメールを送信します。先生から返信のメールがきます。前回の登録で苦労しましたが、メールは思ったより簡単に思えました。電話だと相手の時間などを気にしますが、メールは相手の時間を気にせず要件だけを伝えることができてとても便利です。教わって本当に良かったと思っています。


   PCVOL・OPKの例会日のお知らせ
 センター3階で、PCVOLとOPKによる音声パソコン等のサポート、勉強会が予定されていますので、参加されてみませんか。ICT機器をお持ちでなくても大丈夫ですよ。センター所有のスマートフォン(iPhone、タブレット(iPad)、音声パソコン)がありますので、当日貸出が可能です。

 PCVOLの例会は原則第2日曜日の10時~16時です。OPKの例会は原則第4日曜日の13時~16時です。会議室は当日ご確認ください。

 以下PCVOLとOPKの例会日です。

 PCVOLの例会日
 2020年1月12日、2月9日、3月8日

 OPKの例会日
 2020年1月26日、2月23日、3月22日

   岡山県視覚障害を考える会の行事予定
A どうしてますか交流会の日程
 目の不自由な方と家族の集い“どうしてますか交流会”
 目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。
 いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。そんな思いで、集いの場“どうしてますか交流会”をほぼ毎月開催しています。目の不自由な方、ご家族の方々、お気軽にご参加ください。

1.日時 時間はすべて10時~12時です。
1月26日、3月8日、4月26日 講習会(B行事予定でご案内)
2.会場 ひまわり福祉会館2階
岡山市北区大供2-4-25
電話 086-222-8619
3.対象 目の不自由な方と家族の方々
4.参加費 不要
5.申込み 不要
主催 岡山県視覚障害を考える会

B 岡山県視覚障害を考える会の行事予定
 ① 研修会
 「iPadで快適に暮らそう」
 講師 氏間 和仁 氏(広島大学大学院 教育学研究科 特別支援教育講座 准教授)
 後援 岡山県眼科医会(予定)
 日程 2020年2月24日(月)午後
 会場 岡山県立岡山盲学校

 ② 講習会
 「日本ブラインドサッカー協会の普及を通して、大切にしてきたこと、そして未来」(仮題)
 講師 釜本 美佐子 氏(JBOS会長・NPO法人 日本ブラインドサッカー協会 前代表理事)
 岡山県網膜色素変性症協会と共催 JBOS 全国視覚障害者外出支援連絡会
 ※(公益社団法人)日本眼科医会とも共催(予定) 後援 岡山県眼科医会(予定)
 日程 2020年4月26日(日)午後
 会場 岡山国際交流センター B1 レセプションホール

 ③ 研修会
 「啓発活動“どこの眼科でもできるロービジョンケア・広島版”について」
 ※(公益社団法人)日本眼科医会との共催(予定) 後援 岡山県眼科医会(予定)
 講師 上原 知子 氏(八本松病院・奈良井眼科 視能訓練士)
 日程 2020年6月14日(日)午後
 会場 くらしき健康福祉プラザ

 ④ 特別講演会
 2020年度総会を2020年10月25日(日)に開き、引き続いて下記の特別講演会を行います。
 「盲導犬と笑いを届ける落語家 桂 文太」
 ※(公益社団法人)日本眼科医会と共催(予定) 後援 岡山県眼科医会(予定)
 講師 桂 文太 氏(落語家)
 日程 2020年10月25日(日)14:00~ 15:30
 会場 岡山国際交流センター(予定)

   第4回 桃モンキーのご案内
 一緒にクライミングを楽しんでみませんか?
 障害のある人とない人とが、クライミングを通じて同じ時間を過ごして楽しみたい、そんな思いで始まった桃モンキーの集い、第4回は岡山のグラビティリサーチで開催します。 障害の有無、年齢や性別、体力や経験などなど、何も気にせず、ご興味があれば、ぜひ一度ご参加してみてください!

1.日時:2020年1月18日(土) 17:30~19:30 受付:17:00~17:20
2.会場:グラビティリサーチ岡山店  現地集合、現地解散となります。
3.料金:施設利用料・シューズ等のレンタル料が必要です(その他の参加費は不要)。
以下参考料金 (グラビティリサーチ岡山店ホームページより抜粋)
初回登録料:1200円  クライミングシューズ(チョーク込)400円
利用料(120分利用の場合)一般1,400円 学生800円 小学生800円(小学生のご利用には保護者の付添が必要です。)
詳しくはグラビティリサーチ岡山店ホームページをご覧ください。
https://www.gravity-research.jp/shop/okayama/

桃モンキーに関する内容につきましてはグラビティリサーチへのお問い合わせはご遠慮ください。

5.次回告知
第5回 桃モンキー
桃モンキー第5回は、倉敷のロックスクライミングジムを予定しています!
日時:2020年4月12日(日) 10:00~12:00
*詳細は改めて掲載いたします。どうぞ、ご期待ください!


   こまくさハイキングクラブ1月、2月例会案内
2020年1月 第220回例会「金毘羅・奥の院」
 期日 1月19日(第3日曜日)雨天中止
 集合 岡山駅中央改札口 7時30分 
 出発 7時55分マリンライナー9号
 参加費 3000円
 持参 弁当、飲料、カッパ他
 初詣ハイキングにはぴったりかな。昼食を少なくして名物のうどんを食べたいです。欲張って奥の院まで行けたらいいですね。

2020年2月 第221回例会 「操山をゆっくり歩く」
 期日 2月16日(第3日曜日)雨天中止
 集合 岡山駅中央改札口 9時
 参加費 500円
 持参 弁当、飲料、カッパ他
 毎年総会前の短時間で歩いている操山(169m)を今回はゆっくり歩きます。自然や古代の歴史に触れ、頂上から岡山市内を一望します。時間も十分ありますので、冬枯れの里山を、ゆっくり楽しみましょう。

   ろばの耳より情報
A IOSアプリ seeing AIの紹介
 マイクロソフトが英語版のIOS用のアプリseeing AIを2017年に無料で提供していました。この度日本マイクロソフトが2019年12月3日に日本語対応のアプリの提供を始めました。
 現在のところIOS版しか提供されていないため、アンドロイドのスマホでは使えませんが、多くの視覚障害者が利用しているiPhoneやiPadでは使えます。
 詳細な説明は省きますが、今までのOCRと大きな違いがあります。短文テキストを選ぶと、スマホのカメラを文章にかざすと、カメラに写った文字を直後から自動的に読み上げます。カメラを移動していくとどんな内容が書かれているか確認できそうです。
 西古松の岡山駅方面のバス停には2つのパネルが立っています。向って左側には紙が帳ってありました。年末年始のバスの運行に関するお知らせでした。地のところにはバスの到着時刻が書かれていました。右側のパネルは残念ながら何も読み上げませんでした。(後で確認したところ何も書かれていない無地のパネルでした)
 このアプリはiPhoneやiPadのApp Storeから無料で入手できます。
 短文テキスト以外に、撮影した文書を読み上げるOCR、紙幣の金額を読み取ったり、登録しておいた人の顔を判別したり、風景を説明したり、部屋の中の明るさや色の感知、その他合計8種類の機能があります。
 OCRも試してみました。今までのと比べると、勝っても劣ることはないなと感じました。AI(人工知能)とついているので、ネット上の巨大な辞書を利用しているのではないかと思います。

B シリーズ シンポジウム「慈愛と福祉の先駆者たち 8」
 今回でこのシリーズも最終回を迎えました。最終回は元岡山県知事です。
 テーマ 私なき献身 三木行治
 このテーマと同名の本があり、センターが2018年5月デイジー版を作成し、サピエ図書館にも登録しました。録音時間が20数時間と長いのですが、長さを感じることなく聞き終りました。お勧めの1冊です。

 山陽放送学術文化財団主催で下記のとおり開催されます。
 日時 令和2年2月6日(木)14時から16時
 会場 山陽新聞社さん太ホール(岡山市北区柳町)
 講演内容 「にこにこおじさん 桃太郎知事」
 講師 黒住教名誉教主 黒住宗晴
 「医療福祉の人 三木行治」
 講師 山陽新聞社監査役 阪本文雄
 入場無料
 お申込先 E-mail:nichiran@rsk.co.jp
 氏名、住所、申込人数(2名まで)、連絡先(電話など)を記し、申し込んでください。

C 第54回「NHK障害福祉賞」の入選作品についての紹介
 センターだよりの「声」欄に西日本豪雨の被災体験談を寄せてくださった山崎克枝さんが、第54回「NHK障害福祉賞」に応募され入選されました。
 真備町での被災体験が詳しく述べられています。
 以下のHPで公開されていますので、ぜひお読みください。災害に備える参考になると思います。
 https://www.npwo.or.jp/info/15873

   人気のある点字図書のご案内
 全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は14タイトルあります。
 現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。
 また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いですので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
 分類のあとに該当するタイトルを並べています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数の順に記載しています。

・地理、地誌、紀行
「アグルーカの行方:129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極」角幡 唯介 著 2012年 6巻
「大阪(マニマニ 関西 2)」2016年 4巻

・社会
「記憶する体」伊藤 亜紗 著 2019年 3巻

・通信事業
「チコちゃんに叱られる!」NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班 編 2019年 2巻

・日本文学小説・物語
「平場の月」朝倉 かすみ 著 2018年 4巻
「あきない世伝金と銀 6 本流篇(ハルキ文庫 時代小説文庫)」高田 郁 著 2019年 4巻
「静おばあちゃんと要介護探偵」中山 七里 著 2018年 5巻
「眠りの森」東野 圭吾 著 1992年 4巻
「オリンピックがやってきた:猫とカラーテレビと卵焼き(角川文庫)」堀川 アサコ 著 2019年 4巻
「悪魔の飽食 続 新版 第七三一部隊の戦慄の全貌!(角川文庫)」森村 誠一 著 1983年 5巻

・日本文学評論・エッセイ・随筆
「トットひとり」黒柳 徹子 著 2015年 5巻
「女盛りは意地悪盛り」内舘 牧子 著 2014年 3巻

・ドイツ文学
「アルプスの少女ハイジ(青い鳥文庫)」ヨハンナ・スピリ 著 池田 香代子 訳 2008年 3巻

・児童向け-動物学
「ファーブル昆虫記 3 セミの歌のひみつ」奥本 大三郎 訳・解説 1991年 3巻

   新刊案内
 センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが16タイトル、点字が3タイトルです。
 貸出中の場合は予約になりますが、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は図書が届いてからお手元に2週間です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
 また、ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。
 なお、NHK厚生文化事業団音声ライブラリーのものをリクエストされる際は、原作本の録音図書と区別するためにその旨お知らせくださいますようお願いいたします。
 ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

○録音図書

・一般向けの本

総記(1タイトル)

書名 FACTFULNESS:10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著 上杉 周作、関 美和 訳
デイジー15時間23分
発行 日経BP社 2019年
内容 賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。データや事実にもとづき、世界を正しく読み解く習慣「ファクトフルネス」を紹介する。見返しに「世界保健チャート」等あり。

哲学(2タイトル)

書名 本当にあった幸せな気持ちになる50の物語:笑って、泣けて、元気になれるストーリー(王様文庫)
西沢 泰生 著
デイジー3時間48分 
発行 三笠書房 2017年
内容 「ほっと安心できる話」「笑って、心が軽くなる話」「大切なことを思い出す話」。街角、学校、駅、職場などで生まれたとっておきの50の物語を収録。

書名 妻のトリセツ(講談社+α新書)
黒川 伊保子 編著
デイジー3時間6分
発行 講談社 2018年
内容 妻が「いつも不機嫌」「理由もなく怒り出す」「突然10年前のことを蒸し返す」のはなぜ? 脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に、妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策を指南する。

家政学・生活科学(1タイトル)

書名 ゼロトレ:羽が生えたように軽くなる
石村 友見 著
デイジー1時間52分
発行 サンマーク出版 2018年
内容 体の各パーツのポジションを元の位置に戻すことで、キレイにやせて、不調を改善する「ゼロトレ」を、写真でわかりやすく解説。ポジションの崩れをチェックする方法や、身長を一瞬で伸ばすゼロトレなども紹介する。

文学(3タイトル)

書名 盲学生短歌集:全国盲学生短歌コンクール六十回記念
岐阜県立岐阜盲学校 編
デイジー9時間43分
発行 岐阜県立岐阜盲学校 2017年

書名 閉鎖病棟
帚木 蓬生 著
デイジー11時間25分
発行 新潮社 1994年
内容 とある精神病棟、社会から切り離された時間が、ふとした事件によって破られる。心のさざ波の中でおこる殺人劇と感涙の結末。第8回山本周五郎賞受賞。

書名 NHK障害福祉賞入選作品集 第53回
NHK厚生文化事業団 編
デイジー5時間12分
発行 NHK厚生文化事業団 2018年

・NHK厚生文化事業団音声ライブラリー

FMシアター(3タイトル)

書名 家族のコツ
黒瀬 ゆか 作 長生 淳 音楽 玄里、佐野 史郎、押谷 かおり ほか出演
デイジー52分

書名 さくら、ねこ、でんしゃ
のらいし れんふう 原作 今井 雅子 脚本 森 悠也 音楽 大林 隆介、末次 美沙緒、はざま みゆき ほか出演
デイジー52分

書名 冬の曳航
桑原 亮子 作 菅野 由弘 音楽 山路 和弘、小林 勝也、本城 雄太郎 ほか出演
デイジー52分

古典講読(1タイトル)

書名 “お伽草子”へのいざない
徳田 和夫 解説 加賀美 幸子 朗読
デイジー38時間44分

新日曜名作座(1タイトル)

書名 ふるさと銀河線:軌道春秋
高田 郁 原作 入山 さと子 脚本 小林 洋平 音楽 竹下 景子、西田 敏行 出演
デイジー3時間2分

ラジオ文芸館(4タイトル)

書名 あみだくじ
村松 具視 著 中山 庸介 朗読
デイジー42分

書名 甚三郎始末記
あさの あつこ 著 村上 真吾 朗読
デイジー42分

書名 殿中にて
村上 元三 著 石澤 典夫 朗読
デイジー42分

書名 モウレン船
熊谷 達也 著 真下 貴 朗読
デイジー42分

○点字図書

・一般向けの本

歴史(1タイトル)

書名 世界中で食べてみた危険な食事(幻冬舎文庫)
谷本 真由美 著
点字3巻 
発行 幻冬舎 2014年
内容 中国大陸、香港、台湾、ネパール、ロシア、ドイツ、イギリス、チュニジア…。世界には「トンデモ」な食がいっぱい!10代後半から20代後半にかけて、著者が各地を歩いて目にした、口にした食にまつわる体験談。

社会科学(1タイトル)

書名 今日から読むUEB:新しい英語点字便覧
福井 哲也 著
点字1巻
発行 日本ライトハウス点字情報技術センター 2019年
内容 従来の2級英語点字は知っているが、UEBはまったく初めてという方を対象に、これまでの表記との違いにフォーカスし、UEBを「今日から読む」ための最低限の知識を提供。縮約と主要な記号の一覧を掲載。

文学(1タイトル)

書名 覆面作家のため息(講談社Birth)
西藤 潤 著
点字2巻 
発行 講談社 2010年
内容 人気の覆面作家・二宮散弾寺の素晴らしさをカワイイ彼女に力説している金髪大学生を目撃した「俺」。ある日その金髪大学生と再会した俺は、なりゆきで二宮散弾寺のフリをし、本人だと名乗ってしまい…。