視覚障害者センターだより 令和7年(2025年)2月(通巻413号)
視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
令和7年(2025年)2月10日発行(通巻413号)
発行 岡山県視覚障害者センター
TEL 086-244-1121
FAX 086-244-1043
メール ossfc@nifty.com
● はじめに
今年の冬は暖かい日が続いていましたが、最近は急に寒くなりました。それにしても昔に比べると暖かい日が増えていると感じます。地球温暖化が急激に進んでいることは間違いありません。50年以上も前、私が子どもだったころには岡山市内でも冬に時々は積もるくらいの雪が降って雪合戦をしていたことを思い出します。
気象庁によると、「冬日」とは最低気温が0度未満の日ということだそうです。どうして最低気温が0度未満になる日を「冬日」と呼ぶようになったのかは不明だそうです。100年ほど前の東京都心の12月から2月までの最低気温を調べると6割近くが冬日でした。ところが、最近10年については、冬日は1割ほどしかないそうです。岡山も同じような状況なのでしょう。
読者の皆様からの原稿は随時募集しています。利用者の方、利用者のご家族の方、ボランティアの方であれば、どなたでも投稿していただけます。テーマは自由で、メール、手紙(墨字、点字)のいずれでも結構です。匿名希望の方はその旨お書きください。
● 今月の内容
・お知らせ
・ロバの耳より情報
・所長の雑談
・センターを会場に行なわれている定例会
・行事のご案内
・人気のある点字図書のご案内
・新刊図書のご案内
をお伝えします。
● お知らせ(2件)
1.2月・3月の行事予定
利用者の皆様向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。事前の申込みが必要な行事もあります。休館日は毎週火曜日、2月12日(水)、2月24日(月)、3月20日(木)です。開館時間は午前9時から午後5時まで(電話受付も同じ。ただし12時から12時45分までは留守番電話対応)です。図書整理日は第4木曜日の2月27日と3月27日で、終日留守番電話対応とさせていただきます。なお、留守電のメッセージには、ご用件と共にお名前とご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。
2月の行事予定
13日(木) 囲碁教室
14日(金) 視障協青年部ヨガ教室
21日(金) 利用者とボランティアとのズーム交流会
23日(日) 岡山市視障協会議、どうしてますか交流会、OPK
3月の行事予定
2日(日) 視障協理事会、視障協女性部監査
9日(日) 岡山市視障協役員会、PCVOL(ぷくぼる)
12日(水) 岡山市視障協作業
13日(木) 囲碁教室
14日(金) 視障協青年部ヨガ教室
16日(日) 手技療法研究会、視障協女性部総会
19日(水) 利用者とボランティアとのズーム交流会
23日(日) 視障協評議員会、OPK
30日(日) どうしてますか交流会
2.第2回囲碁教室のご案内
先月1月30日の午後に第1回囲碁教室を開催しました。囲碁の初心者から有段者まで6名の皆さんが参加されました。視覚障害者用の囲碁セットを使って、初心者の方は囲碁の基本的なルールを説明してもらった後、9路盤という小さい囲碁盤を使って実際に囲碁の対局をしました。囲碁は陣地の取り合いですが、石を取り合うゲームでもあります。石が生きるとか死ぬとか殺すとか物騒な言葉も飛び交いますが、初心者の方はとても熱心に囲碁を学んでおられました。
囲碁は認知症の予防に効果があると言われています。記憶力や思考力を高め、空間に関する認知機能を向上させる効果が期待できます。また、対戦相手とのコミュニケーションも認知症の予防に役立ちます。
参加者の皆さんで話し合って、今後も囲碁教室を当センターの定例会として続けていこうということになりました。当面の間は毎月第2木曜日の午後1時から開催します。初心者大歓迎ですので、ぜひ皆さんで囲碁を楽しみましょう。なお、自宅にインターネット環境と囲碁盤があれば、自宅からズームでも参加できます。
第2回囲碁教室
日時:2月13日(木) 13時から16時まで
場所:岡山県視覚障害者センター 第3会議室
参加費:無料
●ロバの耳より情報(2件)
1. プレクストークリンクポケットの今後の使い方について
2月5日から2月26日までサピエ図書館が停止しています。2月14日から図書の検索やオンラインリクエストは利用できるようになりますが、図書のダウンロードができるようになるのは2月26日からです。この期間にサピエのセキュリティが強化され、それに対応できていないプレクストークリンクポケットでサピエから直接ダウンロードすることができなくなります。
しかし、プレクストークリンクポケットは全く使えなくなるわけではありません。サピエに直接つなぐことができないだけで、当センターから借りたデイジーCDを付属のCDドライブで再生することができますし、CDドライブから本体の内蔵メモリまたはSDカードへバックアップして再生することもできます。また、パソコンのマイブックなどでダウンロードしたデイジー図書をCDやSDカードに保存してもプレクストークリンクポケットで再生することができます。
つまり、デイジー図書をSDカードや内蔵メモリに入れれば、これまで通りプレクストークリンクポケットを外出先などでも携帯して使えます。なお製造元であるシナノケンシの公式発表では、プレクストークリンクポケットの修理サポート及びサービスパーツの販売は2028年11月まで継続予定だそうです。
2. 令和7年度訓練生募集(視覚障害)について(地域生活支援事業所みちしるべ)
地域生活支援事業所みちしるべでは、主に白杖(はくじょう)を使用した歩行訓練、パソコン初級程度(音声・拡大など)の訓練、調理訓練など、生活に不可欠なさまざまな動作訓練を主にご自宅等に訪問して行っています。見えない・見えにくいことで諦めていたことはありませんか?見えにくいなら音を頼りに、手の感覚を頼りに、最近では様々な道具や機械もあり、使えるようになれば生活がグッと楽になります。訓練費は無料(ただし、訓練中の交通費や教材費は自己負担)で訓練を受けることができます。「自分に訓練なんてできるだろうか?」「どんな訓練があるんだろう?」「遠方だけど訪問してもらえるんだろうか?」「見えない・見えにくさで不安があるんです」などなど、まずはご相談下さい。
お問合せ
社会福祉法人 岡山県視覚障害者協会
地域生活支援事業所 みちしるべ
電話 086-250-9912(平日9時~17時)
ホームページ:https://www.ossk-33.jp/livelihood/
●所長の雑談(第21回)
センターだより愛読者の皆様、こんにちは。所長の原です。今回もいろいろな雑談をさせて頂きますので、よろしくお付き合いください。
2月の初めに節分がありました。節分は立春の前の日のことですが、今年は2月2日でした。節分と言えば、2月3日というイメージがあるのですが、今年は2月2日だったのですね。2月2日が節分になるのは2021年以来だそうで、このとき節分が2月3日でないのは37年ぶり、そして2月2日になったのは124年ぶりと話題になったらしいです。来年2026年の節分は、2月3日に戻ります。そして、これから先しばらくは、うるう年の翌年だけ2月2日で、それ以外は2月3日となる見込みだそうです。
なぜ節分のことを説明したかと言いますと、恵方巻のことについて書きたかったからです。恵方巻とは、ご存知の通り節分の日に食べる巻き寿司のことです。その年の恵方(決まった方角)に向かって、黙々と食べるのが作法とされています。「ご存知の通り」と書きましたが、昔は岡山県でこのことを知っている人は少なかったのではないでしょうか。私が子どもの頃には岡山県でこんな風習はなかったです。恵方巻は食べたこともないし、恵方巻という言葉も知りませんでした。クリスマスケーキはありましたし、バレンタインチョコもありましたが、恵方巻はありませんでした。
最近は食品ロスが社会問題となっており、恵方巻の大量廃棄も問題となっています。いったい誰がこんな悪習を流行らせたのだろうかと思い、インターネットで調べてみました。すると、セブンイレブンが流行りを作ったという説が有力だとありました。1989年に広島県の一部のセブンイレブンで、節分に太巻きを売り出したのがきっかけだとする説です。その際に「恵方巻」という名前をつけ、販売をスタートしました。それをきっかけとして知名度はだんだんと上がり、1998年には全国展開を開始し、その後コンビニだけではなく、スーパーやデパートでも恵方巻が販売されるようになったということです。
ちなみに私は恵方巻なるものを一度も食したことはありません。昨日見たニュースでも売れ残った恵方巻が大量廃棄されている様子を見ました。こんな大量の食品ロスの原因となるものは販売しなければいいのにと思います。日本の伝統でもなんでもありません。一方で子どもの貧困が社会問題となっており、満足に食事ができない子どもたちがいるのになあと嘆かわしい思いになります。
話題はがらっと変わって「間違った日本語の使い方」について書きます。私は正しい日本語の使い方にはこだわる方であり、テレビや周りの人が変な日本語を使っているとついつい注意したくなります。
まず一つの例を挙げると「入籍」(籍を入れる)という言葉です。最近は、芸能人やスポーツ選手などの有名人がよく記者会見などで結婚を報告する際に「入籍しました」という言い方をします。それに影響されて一般人もそのように表現する人が多くなりました。結婚のことを入籍と表現するのはおかしいのではと私はずっと違和感があったので、インターネットで調べてみました。すると次のような説明がありました。
本来、入籍というのはあらかじめ存在する戸籍に入ることを意味していますが、婚姻においては、それまで双方が入っていた親の戸籍を抜けて、新しく夫婦ふたりの戸籍を作ります。したがって、本来の意味においては「結婚=入籍」ではないため、婚姻届を出して「入籍しました」と言うのは戸籍法上では間違いです。
このような説明を読んで、私は我が意を得たりと膝を打った次第です。そして周囲のだれかが「入籍」という言葉を発するたびに「それは間違いなんじゃ」と得意になって講釈しています。
ただし、例外として「結婚=入籍」になるケースも存在するそうです。離婚経験がある人や、既に親の戸籍から抜けている人と婚姻関係を結ぶ場合は、既にその人が筆頭の戸籍が存在するため、新たに戸籍を作るのではなく、配偶者が戸籍に入ることがあります。ですから「入籍しました」と言う人には、どちらかが離婚経験者なのかと突っ込みたくなりますが、新婚ほやほやの幸せいっぱいの人にそんな野暮なことは言えませんね。今や「結婚=入籍」というのが一般的な認識になっているので、日本語の間違った使い方が気になる私のような者は、黙って聞き流しておく方が得策なのかもしれません。
ついでにもうひとつ気になっている変な日本語について書きます。それはコンビニやスーパーで店員が客に対して発する言葉です。例えば910円の買い物をした時に1000円札を渡した場合、「1000円からでよろしいですか?」と言われることがあります。それはおつりでもらう小銭の枚数を減らすために10円を足して出さなくてよろしいですか?という店員の配慮なのですが、正しくは「1000円でよろしいですか?」だと思います。「1000円から」の「から」というのは助詞の使い方として間違っています。
さらに「1000円からでよろしかったでしょうか?」という言い方もよく聞きます。これは二重の間違いが含まれています。なぜ現在の事なのに過去形にするのでしょうか。喫茶店の店員が注文の確認のために「コーヒーでよろしかったでしょうか?」という言い方をするのも変です。思わず店員に「コーヒーはこれから飲むんじゃ。未来の事じゃ。なんで過去形で言うんなら」と岡山弁で文句を言いたくなります。
ただし、最近はセルフレジが増えたり電子マネーが普及したりで、店員に現金で支払うことが少なくなったので、このような変な日本語を聞かされる機会も少なくなり、私のストレスも減りました。
今回はこのあたりで終わります。最後までお読みくださり、またお聴きくださり、どうもありがとうございました。
●センターを会場に行なわれている定例会(4件)
1.ヨガ教室
(1)開催日(毎月第2金曜日、13時半から14時半まで)
2月14日、3月14日、4月11日、5月9日、6月13日、7月11日、8月8日、9月12日、10月10日、11月14日、12月12日、1月9日、2月13日、3月13日
(2)参加費
岡山県視覚障害者協会会員1回500円
非会員1回1000円
ヘルパーさんが参加される場合も同額
(3)参加申込
前の週の金曜日までに岡山県視覚障害者協会事務局へお申し込みください。講師の先生に直接お申し込み頂いても結構ですが、事務局にも必ずご連絡願います。
(4)お問い合わせ・お申込先
岡山県視覚障害者協会事務局
電話 086-250-8855
メール ossk-33@po1.oninet.ne.jp
(5)その他
運動しやすい服装で、飲み物をご持参のうえご参加ください。
2.パソコン・スマホ勉強会
PCVOL(ぷくぼる)とOPKという二つのパソコンボランティア団体があり、毎月定例会を当センターで行っています。どなたでも自由に参加でき、ボランティアによるサポートを受けることができます。参加費は無料ですので、どうぞお気軽にご参加ください。事前にサポート希望内容を当センターまでご連絡くださるとサポートがしやすいです。
(1)PCVOLの例会日(原則毎月第2日曜日の10時~16時)
3月9日、4月13日、5月11日、6月8日、7月13日、8月10日、9月14日、10月12日、11月16日、12月14日
(2)OPKの例会日(原則毎月第4日曜日の13時~16時)
2月23日、3月23日、4月27日、5月25日、6月22日、7月27日、8月24日、9月28日、10月26日、11月23日
3.短歌・俳句教室
岡山県視覚障害者協会は、昨年度まで、点字も普通文字も自由に使えない人でも安心して参加できる川柳教室と短歌教室を開いておりましたが、今年度からは短歌と俳句の教室に変更することになりました。その最初の教室を4月2日(水)の午後に行いますのでご案内します。
(1)日時
4月2日(水) 13:30~16:30
(2)場所
岡山県視覚障害者センター3階 第3会議室
(3)日程
13:30~15:00 短歌教室
15:00~15:10 休憩
15:10~16:30 俳句教室
(4)講師
短歌・俳句とも土師康生先生
4.どうしてますか交流会
目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。
(1)開催日(下記日曜日の午前10時~12時)
2月23日、3月30日、5月18日、7月27日、8月24日、10月26日、12月14日、3月29日
(2)対象
目の不自由な方と家族の方々
(3)参加費
無料
(4)参加申込
参加申込方法については下記ホームページをご参照ください。
岡山県視覚障害を考える会ホームページ
http://okashikaku.web.fc2.com/
●行事のご案内(4件)
1.点字ブロックの日制定15周年記念事業 エスコートウォーク及び啓発活動のご案内
(認定NPO法人ヒカリカナタ基金 理事長 竹内昌彦)
「点字ブロック」が世界で初めて敷設された原尾島交差点に記念碑を建立し、その敷設日である3月18日が「点字ブロックの日」として日本記念日協会より認定されてから、早くも15年が経過いたしました。
私たちはこの日を、岡山から全国へ向けて「点字ブロック」に対する正しい理解を広める重要な機会と捉え、毎年啓発活動を実施しております。今年は、従来の啓発活動に加え、3月15日(土)に学生と視覚障がい者による「エスコートウォーク」や、JR岡山駅西口2階連絡通路広場において恒例の啓発活動を予定しております。岡山から生まれた「点字ブロック」の記念日を通じて、皆さまとともに点字ブロックについてより深く理解を深める機会を共有したいと考えております。
つきましては、下記の内容にてイベントを開催いたしますので、ぜひご都合を調整のうえご参加いただけますよう、お願い申し上げます。
開催日 2025年3月15日(土)
(1)点字ブロックエスコートウォーク (雨天中止)
広く市民の皆様に点字ブロックの大切さや実際の役割を認識していただくため、原尾島の記念碑からJR岡山駅までの区間を、視覚障がい者の方々(約10~15人)を市内の中・高校生(約30人)がエスコートしながら点字ブロックの上を歩くイベントを予定しております。
13:30 点字ブロック発祥の地の石碑(岡山市中区原尾島4丁目11)に集合
14:00 出発式
14:10 スタート
15:20 JR岡山駅西口2階連絡通路広場 到着
※雨天等の理由で中止になる場合があります。中止のお知らせについては、当日朝7時までにヒカリカナタ基金ホームページにて表示させていただきますので、必ずご確認ください。
https://www.hikarikanata.com/
(2)点字ブロックの日制定15周年啓発活動
15:30 集合(JR岡山駅西口2階連絡通路広場)
学生や一般の方による点字ブロック歩行体験(アイマスクを装着し、点字ブロックの上を歩いていただきます。)
15:40 主催者挨拶、来賓挨拶、感謝状贈呈
ボランティアの学生紹介(学校名を紹介し、学生代表の挨拶)
16:00 啓発活動実施手順説明、ティッシュとステッカー配り開始(約6,000セット予定)
16:50 ティッシュ配り終了、ボランティアの学生挨拶(啓発活動に参加しての感想)
16:55 閉会挨拶、記念撮影(集合写真)
17:00 終了
(3)参加申し込みと問い合わせ
上記(1)および(2)の一方の参加も可能です。3月3日までに竹内さんまでお申し込みください。
竹内さんの携帯電話番号 090-7130-7260
2. こまくさハイキングクラブ例会のご案内
参加申し込み、お問い合わせは末尾の事務局・川島寿恵美(かわしま すえみ)さんにお願いします。
(1)2月レギュラーコース
期日:2月16日(日)
行先:龍王山(りゅうおうざん) 備前市伊部 岡山駅集合で赤穂線伊部駅下車 (雨天中止)
申し込み締め切り:2月12日(水)
(2)3月ソフトコース
期日:3月1日(土)
行先:宇野の岩山・高辺山(たかなべやま) 玉野市宇野 岡山駅集合で宇野みなと線宇野駅下車(雨天中止)
申し込み締め切り:2月26日(水)
(3)3月レギュラーコース
期日:3月16日(日)
行先:操山(みさおやま) 三勲神社跡(さんくんじんじゃあと)経由コース 岡山駅集合で路面電車東山下車(雨天中止)
申し込み締め切り:3月12日(水)
(4)参加申込方法
参加申込方法については下記のホームページをご参照ください。
こまくさハイキングクラブ ホームページ
http://ww31.tiki.ne.jp/~suemi/
3.岡山県視覚障害者協会女性部総会開催のお知らせ
岡山県視覚障害者協会女性部総会を下記のように開きます。今年度は新しい行事もいくつか開催できました。たくさんの方にご協力いただけて感謝しております。
3月は県女性部の総会を開催いたします。お忙しい時期かと思いますが、大勢のご参加をお待ちしています。
(1)日時
2025年3月16日(日)
10時~13時(予定) 受付 9時30分
(2)場所
岡山県視覚障害者センター3階 料理室
(岡山市北区西古松 電話086-244-1121)
(3)内容
2024年度事業と決算報告、2025年度事業計画と予算案、その他 情報交換など
(4)その他
2025年度活動費を徴収いたします。代表の派遣などの一部に使わせていただいております。ご協力よろしくお願いいたします。
4.映画「ライフ・イズ・クライミング!」上映会と主演の世界的パラクライマーとの対談(第33回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー賞受賞作品)
パラクライミング世界選手権4連覇を成し遂げた全盲のクライマーとその相棒が米ユタ州にあるフィッシャー・タワーズの尖塔を目指すという、無謀とも思える挑戦を記録したドキュメンタリー作品を上映します。映像が見えない方々にもUDキャストというアプリを使って音声解説付きでお楽しみいただけます。映画主演でパラクライマー界のレジェンドNPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎氏と岡山の桃モンキーリーダーの福原隆行氏とのパラクライマー対談にもご期待ください!皆で桃モンキーを盛り上げてくださいね!!
(1)日時
2025年4月27日(日)13:30~16:15
(2)場所
岡山国際交流センター 地下レセプションホール(岡山県北区奉還町2-2-1)
(3)参加費
無料
(4)対象
どなたでもご参加いただけます。
(5)定員
90名(先着順):座席指定なし
(6)申込期限
4月20日(日)17時または定員に達した時点
※UDキャスト情報希望の場合は4月10日(木)
(7)申込方法
下記URLから
https://forms.gle/1kKKgoAbaz5bNzNe8
フォーム入力が難しい場合はメール、それも難しい場合は電話にて事務局までお申込ください
メールアドレス: okashikaku@yahoo.co.jp
電話番号: 090-4100-8017
電話番号: 090-4100-8017
メールにお書き頂く内容:件名「4月27日の申込み」
(ア)お名前
(イ)電話番号(当日連絡の取れる番号)
(ウ)ご所属等(視覚障害・パラスポーツに関連する事項があれば:複数可)
(エ)視覚障害の有無
(オ)後部設置の長机(3人掛け)の必要の有無(有の場合は後部席)
(カ)音声解説付きで映画を楽しむUDキャスト情報の必要の有無(後日メール連絡予定)
(キ)同伴者の席が必要な場合はその人数
(8)共催
岡山県視覚障害を考える会、岡山県網膜色素変性症協会、(公社)日本眼科医会
(9)後援
岡山県眼科医会、(社福)岡山県視覚障害者協会、岡山県山岳・スポーツクライミング連盟
●人気のある点字図書のご案内
全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は14タイトルあります。現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いですので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
分類のあとに該当するタイトルを掲載しています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数、内容等の順に記載しています。
・心理学
「心が疲れない「正しい」休み方」るろうに著 2022年 2巻
・医学
「頻尿・尿もれがみるみる改善する食べ方大全:順天堂大学教授・泌尿器科の名医が教える 夜間トイレの回数減!チョイもれ解消!」堀江重郎、斎藤恵介著 2024年 2巻
「新・アトピーが消える日:アトピーの原因が明らかに」伊藤仁著 2017年 3巻
・音楽
「「クラシックの王様」ベスト100曲:これだけは聴いておきたい、知っておきたい(王様文庫)」飯尾洋一著 2008年 3巻
・演劇
「90歳現役声優:元気をつくる「声」の話」羽佐間道夫著 2023年 2巻 1963年「鉄腕アトム」から、2023年「PLUTO」まで、60年以上仕事が途切れないスーパー声優が「老いない」極意を語る。山寺宏一との対談、野沢雅子、古谷徹らの寄稿も収録。
・スポーツ、体育
「知将岡田彰布:「勝つ力」にあふれた33のメッセージ」内田雅也著 2024年 4巻
・日本文学-詩歌
「一茶俳句と遊ぶ」半藤一利著 1999年 3巻
・日本文学-小説、物語
「俺たちの箱根駅伝 上」池井戸潤著 2024年 6巻 2年連続で箱根駅伝の本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。4年生の主将・隼斗にとって、10月の予選会が最後の挑戦となる。
「情け深川 恋女房(ハルキ文庫 時代小説文庫)」小杉健治著 2023年 3巻 深川に小間物屋を構える与四郎と小里の夫婦。深川祭りで小僧の太助が争いに巻き込まれたことから大店の恨みを買ってしまい、撒かれた悪評から商売が傾きつつあった…。
「十五歳の愛:3年B組金八先生」小山内美江子著 1980年 3巻 桜中学に転任してきた坂本金八は、3年B組を受け持つことになる。生徒と向き合う金八先生の姿に生徒たちは心を開きはじめる。そんな時、優等生の雪乃の妊娠が発覚。
「君を守ろうとする猫の話」夏川草介著 2024年 3巻 ナナミは中学2年生。学校の図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、翡翠色の目をした猫と出会い…。
「薬屋のひとりごと(ヒーロー文庫)」日向夏著 2014年 4巻 中世のとある東洋の大国。花街で薬師をしていた少女・猫猫は、ひょんなことから後宮で下女として働くことに。だがやがて、皇帝の寵妃の「毒見役」に抜擢され…。
・ドイツ以外のゲルマン文学
「夜ふけに読みたい雪夜のアンデルセン童話」ハンス・クリスチャン・アンデルセン著 吉澤康子、和爾桃子編訳 2024年 3巻 「雪の女王」「マッチ売りの少女」など全13話を収録する。
・(児童向け)日本文学-小説、物語
「村上春樹(はじめての文学)」村上春樹著 2006年 2巻 小説の面白さ、楽しさを味わうために、著者自身が用意したスペシャル・アンソロジー。全17編を収録。
●新刊図書のご案内
センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが14タイトル、点字が1タイトルです。
ご希望の図書が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、お手元に2週間以内です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
メモリーに複数タイトルのデイジーや点字データを収録しての貸出も可能です(一部収録不可能な図書もあります)。その場合の返却期限は、お手元に1ヶ月以内です。
送料は、原則として往復とも無料です。新規にリクエストいただける数は、通常6タイトル以内で、メモリーでの貸出の場合は、メモリー1個に10タイトル以内です。準備・郵送期間を考慮して、お手元にご利用中のものがいくつかある状態で、新規にリクエストいただいても結構です。
ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。図書選びの参考になるような図書や雑誌もありますので、どうぞご利用ください。
なお、センター取り扱い雑誌(約80種類)の継続利用は、図書貸出とは別枠でご利用いただけます。
ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
◎録音図書
○一般向けの本
・社会(2タイトル)
書名 聞く力:心をひらく35のヒント(文春新書)
阿川佐和子著
デイジー5時間49分
発行 文芸春秋 2012年
内容 頑固オヤジから普通の小学生まで、つい本音を語ってしまうのはなぜか。インタビューが苦手だった阿川佐和子が、1000人ちかい出会い、30回以上のお見合いで掴んだコミュニケーション術を披露する。
書名 罪を犯した人々を支える:刑事司法と福祉のはざまで(岩波新書 新赤版)
藤原正範著
デイジー7時間7分
発行 岩波書店 2024年
内容 一度罪を犯した人々のなかには、同じ過ちを繰り返してしまうケースが多い。社会復帰を妨げるものは何か。どのような支援が必要なのか。家裁調査官として少年犯罪と関わってきた著者が考察する。
・医学(1タイトル)
書名 すべての不調は自分で治せる:医師や薬に頼らない!
藤川徳美著
デイジー5時間34分
発行 方丈社 2019年
内容 糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足の「質的栄養失調」があらゆる病気の原因。「タンパク質」「鉄」「メガビタミン」で慢性疾患を治すメソッドを、症例とともに紹介する。
・日本文学-小説、物語(7タイトル)
書名 恍惚の人 改版(新潮文庫)
有吉佐和子著
デイジー12時間9分
発行 新潮社 2003年
内容 老いて永生きすることは幸福か? 日本の老人福祉政策はこれでよいのか? 誰もが迎える〈老い〉を直視し、様々な問題を投げかける。映画・ドラマ原作。
書名 時には懺悔を
打海文三著
デイジー9時間24分
発行 角川書店 1994年
内容 探偵の新人実習中に同僚の死体を発見した佐竹。男は癒し得ぬ傷を負い、女は人生の再生を夢見て、ひとりの子供を追った。子供は運命の為すがままに生きた-。障害児を通して綴る親子の絆。2025年6月公開映画原作。
書名 半七捕物帳:年代版 1 揺らぐ江戸の泰平-若き半七、躍動す
岡本綺堂著
デイジー10時間4分
発行 まどか出版 2011年
内容 捕物小説の嚆矢「半七捕物帳」の各編を事件発生順に並べ、詳細な註釈、年表を付す。1は、物語のスタートとなる「お文の魂」、「大阪屋花鳥」など全8編を収録。
書名 半七捕物帳:年代版 2 怨讐渦巻く江戸の闇-暗夜を翔る半七
岡本綺堂著
デイジー11時間9分
発行 まどか出版 2012年
内容 2は、嘉永3年の「半七先生」から、嘉永7年の「正雪の絵馬」まで全9編を収録。
書名 チーム・バチスタの栄光
海堂尊著
デイジー11時間5分
発行 宝島社 2006年
内容 医療過誤か殺人か、不定愁訴外来担当の万年講師と厚生労働省の変人役人が、患者の死の謎を追う。現役医師だからこそ描きうる医療現場のリアリティとコミカルな展開が魅力のミステリー。映画・ドラマ原作。
書名 架空犯
東野圭吾著
デイジー15時間35分
発行 幻冬舎 2024年
内容 燃え落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。「白鳥とコウモリ」シリーズ。
書名 雪の花(新潮文庫)
吉村昭著
デイジー4時間24分
発行 新潮社 1988年
内容 狂人とさげすまれながら天然痘と闘った一町医の感動の生涯。
・日本文学-評論、エッセイ、随筆(2タイトル)
書名 99年、ありのままに生きて
瀬戸内寂聴著
デイジー8時間20分
発行 中央公論新社 2022年
内容 大正から令和まで4つの時代を生きた瀬戸内寂聴。デビューまもない36歳のエッセイから、99歳の最後の対談まで、人々に希望を与え続けた一生を辿る。
書名 笑う老人生活
高嶋弘之著
デイジー2時間34分
発行 幻冬舎 2023年
内容 人と会ったらしゃべりまくり、80歳過ぎてから初体験ばかり、毎日欠かさず150gの肉食、ダウン症の長女との暮らし…。「89歳にして、今がいちばん幸せ」と語る著者が「愛されるじいさん」になる秘訣を綴る。
・日本文学-記録、手記、ルポルタージュ(1タイトル)
書名 全盲の僕が弁護士になった理由(ワケ):あきらめない心の鍛え方
大胡田誠著 日経トップリーダー編集
デイジー3時間52分
発行 日経BP社 2012年
内容 「だから無理」より、「じゃあ、どうする」のほうが面白い! 先天性緑内障で12歳のときに全盲になった著者が、その生い立ちや、司法試験、仕事術、家族など、弁護士として奮闘する日々を綴る。
○児童向けの本
・日本語(1タイトル)
書名 漢字からみた日本語の歴史(ちくまプリマー新書)
今野真二著
デイジー5時間18分
発行 筑摩書房 2013年
内容 日本語の歴史とは、漢字の両側に、中国語と日本語とが緊張関係を保ちながら形成してきた歴史。漢字を中心にすえ、漢字から日本語の歴史を探り、現代の日本語と漢字との関わり方について考える。
◎点字図書
○一般向けの本
・医学(1タイトル)
書名 正しく吸収されるたんぱく質の摂り方:最新の栄養学でわかった!血となり筋肉となる食べ方(TJ MOOK)
金津里佳監修
点字2巻
発行 宝島社 2024年
内容 不調の原因は「たんぱく質不足」かもしれない。たんぱく質を正しく吸収できる体を取り戻すための食事法や、良質なアブラの摂取も意識した、たんぱく質がしっかり摂れる食べ方を紹介する。
(岡山県視覚障害者センターだより2025年2月号 終わり)