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岡星寮
岡山県視覚障害者センター

視覚障害者センターだより 令和6年(2024年)5月(通巻404号)

視覚障害者センターだより ~ロバと五つのにんじん~
令和6年(2024年)5月10日発行(通巻404号)
発行 岡山県視覚障害者センター
TEL 086-244-1121
FAX 086-244-1043
Eメール ossfc@nifty.com
 
● はじめに
 4月が終わりました。例年なら4月はとても過ごしやすいはずですが、今年は違いました。暑かったですね。気象庁の発表によると、今年の4月の全国の平均気温は、1989年の統計開始以降で4月として最も高かったそうです。大型連休中の4月28日には全国38か所の観測地点で真夏日を記録したそうです。去年の夏も猛暑でしたが、4月からこの気温では今年の夏の暑さはどうなってしまうのか思いやられます。熱中症というのは、まだ身体が暑さに慣れていない4月や5月にも多いそうですから、皆様お気を付けください。
 さて、今月も読者の方が原稿を送ってくださいましたので、「読者の声」の欄に掲載しています。心より感謝申し上げます。原稿は随時募集しています。テーマは自由で、メール、手紙(墨字、点字)のいずれでも結構です。どしどし投稿してください。匿名希望の方はその旨お書きください。
 
● 今月の内容
・お知らせ
・利用者アンケート報告(第1回)
・読者の声
・センターを会場に行なわれている定例会
・行事のご案内
・人気のある点字図書のご案内
・新刊図書のご案内
をお伝えします。なお、「ロバの耳より情報」と「所長の雑談」と「ICT超入門」は都合により休載とさせていただきます。
 
● お知らせ(3件)
1.5月・6月の行事予定
 利用者の皆さん向けのセンターで行われる行事をお知らせしています。申し込みが必要な行事があります。休館日は毎週火曜日です。5月10日以降と6月は祝日はありません。開館時間は午前9時から午後5時まで(電話受付も同じ)です。図書整理日は第4木曜日の5月23日と6月27日で、終日留守番電話対応とさせていただきます。なお、留守電のメッセージには、ご用件と共にお名前とご連絡先をお入れくださいますようお願いいたします。
 
5月の行事予定
12日(日) 岡山市視障協役員会、岡山盲学校同窓会役員会
19日(日) PCVOL(ぷくぼる)
20日(月) 視覚障害者センターズーム交流会
26日(日) 視障協理事会、OPK
 
6月の行事予定
 2日(日) 手技療法研究会
 9日(日) PCVOL(ぷくぼる)
14日(金) 視障協青年部ヨガ教室
16日(日) 視障協評議員会
17日(月) 視覚障害者センターズーム交流会
23日(日) どうしてますか交流会、OPK
30日(日) 視障協女性部ボイストレーニング研修会
 
2.センターの電話受付時間について
 当センターの電話受付時間は開館日の午前9時から午後5時までで、それ以外の時間帯は留守番電話対応とさせていただいています。さらに今年度からは職員の休憩時間に当たる昼12時から12時45分までの時間帯も留守番電話対応とさせていただきます。職員の対応を希望される方は上記の時間帯以外におかけください。なお、毎月第4木曜日は開館していますが、図書整理日のため終日留守番電話対応とさせていただきます。
 
3.リユース白杖について
 今までに多くの方々からご希望があり、ボランティアのHさんにたくさん作っていただきました。最近は依頼数が少なくなってきています。一度作っていただいたのでもう希望はできないと思っておられる方はおられませんか。2本目、3本目も大丈夫です。白杖の長さを利用者の身長に合わせて作っていただけます。身長マイナス40~45センチメートルが標準のようですが、ご希望の長さのものを作っていただけます。ただし最も長いものでも131センチメートルです。これ以下であればその長さは自由がききます。
 このリユース白杖は不要になったゴルフクラブを再利用して製作するものです。カーボンシャフトなので非常に軽くて丈夫です。石突部分は金属かゴムの選択が可能ですが、実用的なのは金属の方です。
 製作には約2週間かかります。杖は無料で差し上げますが、センターまで受け取りに来てください。来館が難しい方には郵送しますが、送料の実費が必要となります。ご希望の方はセンターまで電話でお申し込みください。
 
●利用者アンケート報告(第1回)
 2月のアンケートにご協力いただきありがとうございました。今月から数回に分けて報告します。今回は質問1から4までのアンケート集計結果と考察を掲載します。
 アンケート発送数 504人(昨年489人)
 回答人数 113人(昨年94人)
 回収率 22.4%(昨年19.2%)
 回答人数、回収率とも昨年度より増えました。なお、複数回答の誤りのため、質問によっては合計数が113人を超える場合もあります。
 
1.現在ご利用されている電話はどれですか。(複数回答可)
 固定電話 78人 69.0%
 ガラケー(ボタン付き) 54人 47.8%
 スマホ(ボタンなし) 44人 38.9%
 固定電話とガラケーを利用 33人 29.2%
 固定電話とスマホを利用 24人 21.2%
 固定電話だけを利用 24人 21.2%
 スマホだけを利用 15人 13.3%
 ガラケーだけを利用 14人 12.4%
 固定電話とガラケーとスマホを利用 3人 2.7%
 ガラケーとスマホを利用 2人  1.8%
 回答なし 3人 2.7%
 
考察
 スマホを利用している人(併用も含む)は38.9%で昨年よりも約4%増加し、ガラケーからスマホへの乗り換えが進んでいることが伺える。ガラケーの利用者は47.8%となり50%を初めて切ったが、スマホよりも多い状況が続いている。晴眼者のほとんどがスマホに乗り換えていることを考えれば、やはり視覚障害者にとってはボタンがなく画面をタッチして操作するスマホの利用に抵抗感が強いことが推測される。ただし利用者アンケートの回答者の平均年齢が高いことは考慮に入れなければならない。視覚障害者も若い世代はスマホを利用している人が多いからである。
 
2.センターに登録されているのはどの電話番号ですか。
 固定電話と携帯電話の両方 33人 29.2%
 固定電話のみ 37人 32.7%
 携帯電話のみ 28人 24.8%
 どの電話番号を登録しているかわからない 14人 12.4%
 回答なし 2人 1.8%
 
考察
 昨年度と比べると、固定電話を登録している人の割合が減り、携帯電話を登録している人の割合が増えている。このことから固定電話離れが進んでいること推測される。
 
3.センターだよりについてお聞きします。
 ほとんど読んでいる 66人 57.9%
 気になる記事だけ読んでいる 43人 37.7%
 ほとんど読んでいない 4人 3.5%
 まったく読んでいない 1人 0.9%
 
考察
 センターだよりを読んでいる人の割合が、部分的に読んでいる人も含めると95%を超えていることは喜ばしい限りである。ただし、わずかではあるがほとんど読んでおられない人もおられるので、より一層、興味の湧くような紙面づくりに努めていきたい。
 
4-A.サピエについてお聞きします。
※ 当センターのミスにより質問4の番号が重複していました。そのため集計結果では最初の質問を4-A、次の質問を4-Bとさせていただきます。
 登録して利用している 50人 44.2%
 登録しているが利用していない 19人 16.8%
 利用したいが登録していない 9人 8.0%
 登録する予定はない 27人 23.9%
 登録しているかどうかわからない 8人 7.1%
 
考察
 サピエに登録していて利用していない16.8%の人は、パソコンやスマホ等でのサピエの利用が難しくて利用しておられないのか、そもそもサピエの図書を利用しておられないのか、どちらかであると思われる。パソコンやスマホの操作やマイブック等のサピエ図書を利用するためのアプリの操作についての電話サポートや講習会を実施する必要性を感じる。また、利用したいが登録していない人も少数おられるので、サピエの新規利用登録も呼び掛けたい。
 
●読者の声(1件)
1. 温暖化、近未来予想     K.M(利用者)
 昨年の視覚障害者教会の文芸コンクール、川柳の部で入選した句の中に「温暖化地球をどこへつれていく」というのがありました。誰もが心配している地球の未来を17音にまとめていて、身近でありながらスケールの大きな句だなと思いました。
 温暖化と気候変動を食い止めるために私たちは何をすればいいのでしょう。このごろの私は毎日のようにそればかり考えています。でも結論が出るはずもなく、出るのはため息ばかり。昨年は猛暑と水不足でコメが不作でした。粒が小さかったり、白く濁っていたりで一等米の割合が、過去に例がないほど少なかったと農家の人が嘆いていました。これは来たるべき食糧危機の兆しかもしれない、コメがまったく収穫できない時代が間近に迫っているのかもしれないと不安が募ります。日本に限らず海外でも小麦・大豆・とうもろこしなどの生産が落ち込んでいます。すでに小麦の輸出を禁止した国もあり、このまま生産量が減り続ければ、コメ以外の穀物を輸入に頼っている日本は深刻な事態に陥ります。パンや麺類、豆腐や納豆、小麦やとうもろこしから作られたお菓子など、今まで当たり前のように食べていたものが食べられなくなります。その上、コメまで実らなくなったら私たちの暮らしはどうなってしまうのでしょう。不安は募る一方です。日本だけでなく、中東の砂漠に覆われた国々も食糧難に苦しむことになり、さらに気候変動が進めば人類全体が飢餓に直面することになります。気温が上がると南極の氷が溶けて海面が上昇するといわれていますが、それよりも前に人類の生存にかかわる大問題が発生するのです。それも遠い未来の話ではありません。10年後かもしれないし、5年後かもしれないのです。
 しかしながら、その危機意識には人によって温度差があり、温暖化と二酸化炭素は無関係だと豪語し、パリ協定を脱退した元 大統領がいて、彼を熱狂的に支持する人々がいて、その対極には地球の未来を心配するあまり、一見無関係に見える絵画や彫刻を汚したり傷つけたり、「こんなものより地球のほうが大事だ」と言わんばかりに過激な行動に走る人々もいます。スウェーデンの環境活動家 グレタ・トゥーンベリさんは飛行機には絶対に乗らないと言っているとか。飛行機は最もエネルギー効率の悪い乗り物だからです。新型コロナウイルスのパンデミックで、しばらく旅客機が飛ばなくなった時期がありました。その間、大気中の二酸化炭素の増加率が抑えられたとの調査結果が公表されました。しかしワクチンと治療薬の開発で人類はウイルスを抑え込んでしまいました(それほど怖い感染症ではなくなったと言うべきでしょうか)。そして再び、無数の大型旅客機が膨大な量の二酸化炭素を撒き散らしながら世界の空を飛び始めました。日本にも外国人観光客が押し寄せ、インバウンド需要が戻ってきたとか、経済復興だとか、おもてなしだとか、歓迎ムード一色になっています。外国人たちも日本の食べ物がおいしいとか、円安でブランド品が安く買えるとか、楽しげに話しています。その反対に、海の向こうでは環境問題そっちのけで戦争をしている国もあります。沈みかけている船の上で札束を数えたり、遊びに興じたり、つまらない理由で殺し合いをしたり。そんなふうにたとえてみると、人間とはなんと愚かな生き物だろうと思えてきます。そして、悲しいことに私もその愚か者の一人なのだと認めざるを得なくなります。私の幼いころは、夏は団扇、冬は火鉢と木炭のコタツしかありませんでした。今はエアコンやファンヒーターがないと生活できません。人間は一度贅沢を憶えてしまうと昔の暮らしには戻れない、そういう生き物でもあるのです。飛行機で旅をする人たちも「この便利さを知ってしまったらやめられないよ」と言うでしょうか。私は飛行機に乗ったことがないので飛行機の旅が好きな人の心理は判りません。
 ここまで飛行機(特に大型旅客機)を悪者にしてきましたが、公平を期すために少し修正を加えておきます。先ほど新型コロナのパンデミックで旅客機が飛ばなくなり、二酸化炭素の増加率が抑えられたと書きましたが、これは、ある程度増加の速度が鈍ったという意味で、増加が止まったという意味ではありません。あらためて言うまでもないことですが、発電所から排出される二酸化炭素を減らさなければカーボンニュートラルは達成されません。さらに言えば、カーボンニュートラルを達成したとしても二酸化炭素を産業革命以前の水準に戻すことはできません。現状維持、つまりこれ以上温暖化が進まないようにするだけなのです。
 車椅子の天才といわれた宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士は「文明は一定のレベルに達すると滅亡する」と予言しました。宇宙には地球のような惑星が無数にあり、知的生命体も無数にいるに違いない。地球よりも数千年数万年早くスタートした文明もあるだろう。早くスタートしていれば地球の人類よりはるかに高度な科学技術を駆使して地球まではるばる飛んできていても不思議ではない。けれど地球外生命体(宇宙人)が地球を訪れた事例は確認されていない。なぜ地球を訪れる宇宙人がいないのか。それは、どのような文明も一定のレベルに達すると自然の循環が狂って滅んでしまうからだ、というのです。私はその話を聞いて、地球の文明も滅びる時が来たのかもしれないと絶望的な気持ちになりました。
 野生生物の世界には、増えすぎた種は自然のメカニズムで数が抑えられるという掟のようなものがあります。際限なく増え続ける「人間」という種は、存在そのものが自然の掟に背いているのかもしれません。ある生物学者が試算したところによると、自然環境や生態系に影響を与えない範囲で許容される人類の数は5億くらいだろうということでした。今、世界の人口は70億とか80億といわれています。今世紀中には100億を超えるだろうともいわれています。増えすぎた種は必ず減少に転じるという掟を破って人類は増え続けています。しかし、その掟破りにも限界が見えてきました。食糧危機という難問を解決できなければ人類は少数の人を残して滅びることになります。人類の大半が滅んでしまえば排出される二酸化炭素も減りますから、やがて産業革命以前の水準に戻る時が来るでしょう。
 以上が、この凡庸な頭で考えた最悪のシナリオです。最良のシナリオはないだろうかと思案してみるのですが現実的な材料は見当たりません。しいて言えば、太陽光・風力・地熱・バイオマスの利用に加えて、原子力発電所を(エネルギー革命が起きるまでの時間稼ぎとして)世界中に建設し、化石燃料による発電を止めることくらいでしょうか。禁断の果実を食べることになりますが、このまま座して死を待つよりましです。
 では、時間稼ぎをすればエネルギー革命は起きるのでしょうか。それについては不確定要素が多いので「実現してほしい」という願望を述べるしかないのですが、たとえば、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成で石油を作ってくれる藻類(ボトゥリオコッカスという小さな水生植物)があり、実用化に向けて研究が続けられています。もしも日本が世界に先駆けて実用化に成功すれば石油の輸出国になれるといわれています。しかし、そこには大きな壁があり研究者たちの頭を悩ませています。その壁とは、この小さな植物は大量のブドウ糖を与えないと石油を作ってくれない、わがままで頑固な性格だということです。低コストで大量にブドウ糖を作ることができれば、あるいはブドウ糖に替わる物質が見つかればエネルギー革命も夢ではなくなります。まだまだ楽観視はできませんが、思いがけない大発見が人類の危機を救ってくれるかもしれません。ホモサピエンスの英知はまたしても自然の掟を破ったというシナリオになることを期待しながら、また、私の予想が見事に外れることを切に願いながら、このレポートを締めくくりたいと思います。
 
●センターを会場に行なわれている定例会(4件)
1.ヨガ教室(主催:岡山県視覚障害者協会青年部)
(1)開催日(毎月第2金曜日、13時半から14時半まで)
 5月10日、6月14日、7月12日、8月9日、9月13日、10月11日、11月8日、12月13日
(2)参加費
 岡山県視覚障害者協会会員1回500円
 非会員1回1000円
 ヘルパーさんが参加される場合も同額
(3)参加申込
 前の週の金曜日までに岡山県視覚障害者協会事務局へお申し込みください。講師の先生に直接お申し込み頂いても結構ですが、事務局にも必ずご連絡願います。
(4)お問い合わせ・お申込先
 岡山県視覚障害者協会事務局
 電話 086-250-8855
 メール ossk-33@po1.oninet.ne.jp
(5)その他
 運動しやすい服装で、飲み物をご持参のうえご参加ください。
 
2.パソコン・スマホ勉強会
 PCVOL(ぷくぼる)とOPKという二つのパソコンボランティア団体があり、毎月定例会を当センターで行っています。どなたでも自由に参加でき、ボランティアによるサポートを受けることができます。参加費は無料ですので、どうぞお気軽にご参加ください。事前申し込みは不要ですが、できればサポート希望内容を電話で当センターまで事前にご連絡くださるとサポートがしやすいです。
(1)PCVOLの例会日(毎月第2日曜日の10時~16時、5月と11月は第3日曜日)
 5月19日、6月9日、7月14日、8月11日、9月8日、10月13日、11月17日、12月8日
(2)OPKの例会日(毎月第4日曜日の13時~16時)
 5月26日、6月23日、7月28日、8月25日、9月22日、10月27日、11月24日、12月22日
 
3.川柳と短歌教室(主催:岡山県視覚障害者協会)
 視覚障害のために点字も普通文字も自由に使えない人も自由に参加できる教室です。
(1) 開催日(原則偶数月の第1水曜日)
  6月5日、8月7日、10月2日、12月4日
(2)日程
  10時~12時 川柳教室
  12時~13時 休憩・昼食
  13時~15時 短歌教室
(3)年会費
  川柳と短歌それぞれ3000円
(4)参加申込み
  竹内さん(090-7130-7260)までご連絡ください。
 
4.どうしてますか交流会(主催:岡山県視覚障害を考える会)
 目が不自由になってこんな事が困った、何かいい方法ないかな。いろんな悩みや思いを聞いたり話したりしてみませんか。
(1)開催日(下記日曜日の午前10時~12時)
  6月23日、7月28日、10月27日、12月15日
(2)対象
  目の不自由な方と家族の方々
(3)参加費
  無料
(4)参加方法
 参加申込方法については下記ホームページをご参照ください。
 岡山県視覚障害を考える会ホームページ
 http://okashikaku.web.fc2.com/
 
●行事のご案内(3件)
1. オセロ大会のご案内
 将棋や囲碁よりも簡単なルールで、初心者の方でも楽しめるオセロゲームを、視覚障害者用のオセロ盤を使って体験してみませんか。この行事は、岡山県・市視障協の共催です。多くの方の参加をお待ちしています。
(1)日時 7月21日(日)10時~15時 
(2)場所 岡山県視覚障害者センター3階 第3会議室
(3)参加費 不要(昼食は準備します)
(4)お申し込み・お問い合わせ
 7月14日(日)までに岡山市視覚障害者協会へ。
 電話番号 090-8607-1054
 
2.岡山県障害者スポーツ教室のご案内
 岡山県障害者スポーツ協会では以下のスポーツ教室を開催しています。皆さんのご参加をお待ちしています。
(1)サウンドテーブルテニス 
 日時…6月29日(土)、9月28日(土)、11月23日(土)の10時から12時
 会場…6月と9月は岡山市障害者体育センター(岡山市北区二日市町56)、11月は津山市西苫田公民館(津山市小原67-1)
(2)グランドソフトボール
 日時…9月22日(日)、11月3日(日)の13時から16時
 会場…岡山盲学校グラウンド(岡山市中区原尾島4-16-53)
(3)フロアバレーボール
 日時…11月24日(日)、12月8日(日)の13時から16時
 会場…岡山盲学校体育館(岡山市中区原尾島4-16-53)
 いずれも参加費は無料で、協会が傷害保険をかけてくれます。事前申込が必要です。
 服装など、詳しくは協会事務局までお問い合わせください。
 電話 086-235-4075
 メール shouspo@okayama-shouspo.com
 
3. こまくさハイキングクラブ例会のご案内
(1)5月レギュラーコース例会
 日にち 5月19日(日) 雨天中止
 行先 瀬戸内市 おくの細道アルプス(ダンガメ山 184m)
 申し込み締め切り 5月15日(水)
(2)6月レギュラーコース例会
 日時 6月16日(日)8時~17時 雨天中止
 行先 香川県高松市 屋島(標高292m)
 申し込み締め切り 6月12日(水)
(3)参加申込方法
 参加申込方法については下記のホームページをご参照ください。
 こまくさハイキングクラブ ホームページ
 http://ww31.tiki.ne.jp/~suemi/
 
●人気のある点字図書のご案内
 全国の点字図書リクエストランキングの中から選んでご案内いたします。どうぞご利用ください。今月は14タイトルあります。現在全国でリクエストの多い図書のため予約になるかもしれませんが、お待ちくださいますようお願いいたします。また、同じタイトルの録音図書が貸出可能な場合も多いですので、録音図書がご希望の場合はその旨お知らせください。
 分類のあとに該当するタイトルを並べています。それぞれのタイトルについては、書名、著者名、原本出版年、点字巻数、内容等の順に記載しています。
 
・倫理学、道徳
「ありがとうの神様」小林正観著 2015年 3巻 人間関係、仕事、お金、イライラ…。すべての悩みが解決する! 神様が味方をする71の習慣を紹介する。
 
「折れない心:人間関係に悩まない生き方(PHP新書)」橋下徹著 2023年 2巻 かつて大阪府知事、大阪市長として前人未到の改革を成し遂げてきた橋下徹が、世間の同調圧力に屈することなく、自分を貫くための視点・考え方の身につけ方を綴る。
 
・製造工業
「日本酒学講義」新潟大学日本酒学センター編 2022年 7巻 日本で最も多くの酒蔵がある新潟県。新潟大学では世界初の日本酒学の確立に取り組んできた。名物講義「日本酒学」の内容を収録。
 
・通信事業
「視覚障害者向けiPhone・iPad操作マニュアル 拡大版」視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN)編集 2020年 1巻
 
・音楽
「グループサウンズ(文春新書)」近田春夫著 2023年 3巻 わずか5年間にグループサウンズ(GS)から数多くの楽曲が生まれた。誰もが知る楽曲やアーティストを辿りながら、GSとは何だったのかを探る。
 
・英語
「これを英語で言えますか?:学校で教えてくれない身近な英単語」講談社インターナショナル編 1999年 3巻
 
・日本文学-詩歌
「野球短歌:さっきまでセ界が全滅したことを私はぜんぜん知らなかった」池松舞著 2023年 1巻 2022年のプロ野球、阪神戦。一試合ごとに詠み続けた、野球への愛に満ちた短歌全313首を収録する。
 
・日本文学-小説、物語
「てやんでぇ!:書き下ろし長編時代小説(双葉文庫 若旦那道中双六 1)」金子成人著 2016年 3巻 苦労知らずの若旦那が、厳しい祖父に命じられ、泣く泣く東海道を一人旅!? 愛嬌たっぷりの若旦那が繰り広げる、笑いと涙の珍道中!
 
「いい子のあくび」高瀬隼子著 2023年 3巻 歩きスマホの人を除けるのは、職場で備品を補充するのは、なぜいつもわたし? 不合理な偏りだらけの世の中に生きる女性たちの、静かな心の叫びを描く。全3話を収録。
 
「木挽町のあだ討ち」永井紗耶子著 2023年 4巻 雪の降る夜、芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆によるみごとな仇討ちが成し遂げられた。2年後、ある若侍が大事件の顛末を聞きたいと木挽町を訪れる。
 
「橋ものがたり 新装版」藤沢周平著 2007年 4巻 微かな悲哀が、胸を染める…。江戸の橋を舞台に、市井の人々の情を描く珠玉の連作短篇集。10の物語を収録。
 
「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈著 2023年 3巻 中2の夏休みの始まりに幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るという。さらには…。2024年本屋大賞受賞。
 
「明日の食卓」椰月美智子著 2016年 5巻 同じ名前の男の子を育てる3人の母親たち。幸せだったはずの家庭が、些細なことがきっかけで崩れはじめる。3つの家庭の行き着く果ては…。
 
・日本文学-評論、エッセイ、随筆
「ぱっちり、朝ごはん:おいしい文藝」阿川佐和子、角田光代、佐野洋子、小林聡美、万城目学、吉村昭著 2015年 3巻 あのひとは、どんな朝ごはんを食べているの? 日常がすけて見える「朝ごはんエッセイ」35篇を収録したおいしい文藝第5弾。
 
●新刊図書のご案内
 センターで新しく受け入れた図書をご案内します。どうぞご利用ください。今月は、デイジーが15タイトル、点字が3タイトルです。
 ご希望の図書が貸出中の場合は予約となりますので、お待ちくださいますようお願いいたします。返却期限は、お手元に2週間以内です。延長を希望される場合は、ご連絡をお願いいたします。
 メモリーに複数タイトルのデイジーや点字データを収録しての貸出も可能です(一部収録不可能な図書もあります)。その場合の返却期限は、お手元に1ヶ月以内です。
 送料は、原則として往復とも無料です。新規にリクエストいただける数は、通常6タイトル以内で、メモリーでの貸出の場合は、メモリー1個に10タイトル以内です。準備・郵送期間を考慮して、お手元にご利用中のものがいくつかある状態で、新規にリクエストいただいても結構です。
 ご利用いただける図書は、目録や新刊案内にあるものに限りません。書名がわからない場合でも、ご希望の著者や内容などからお探しします。当センターで所蔵していないものは、全国のネットワークを利用してお探しします。図書選びの参考になるような図書や雑誌もありますので、どうぞご利用ください。
 なお、センター取り扱い雑誌(約80種類)の継続利用は、図書貸出とは別枠でご利用いただけます。
 ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
 
◎録音図書
 
○一般向けの本
 
・生物科学、一般生物学(1タイトル)
 
書名 人間は死んだらどうなるか 改訂版
岡部金治郎著
デイジー3時間57分
発行 共立出版 1974年
 
・機械工学(1タイトル)
 
書名 列車トイレの世界
清水洽著
デイジー3時間54分
発行 丸善出版 2023年
内容 技術者の努力の積み重ねにより、日本は世界に先駆けて垂れ流しトイレの全廃を実現した-。日本の列車トイレの変遷、汚物処理の方法、世界の列車トイレなどを紹介する。
 
・家政学、生活科学(1タイトル)
 
書名 親の終活夫婦の老活:インフレに負けない「安心家計術」(朝日新書)
井戸美枝著
デイジー4時間47分
発行 朝日新聞出版 2023年
内容 親の介護・見送り・相続や夫婦の年金・住まい、子どもの将来まで、問題が山積みになる定年前後。まだ元気なうちにやっておきたい安心老後を送るための準備のポイントをわかりやすく解説する。
 
・スポーツ、体育(2タイトル)
 
書名 勝ちスイッチ
井上尚弥著
デイジー5時間49分
発行 秀和システム 2019年
内容 WBA・IBF世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥が、試合前の準備、強い心の作り方、勝負アイテム、KOを量産する秘密などを包み隠さず明かす。絶対王者が教える「結果の出る生き方」を作る思考術。
 
書名 最強モンスター井上尚弥はこうして作った:5人の世界チャンピオンを育てた大橋流マネジメント術
大橋秀行著
デイジー3時間7分
発行 祥伝社 2019年
内容 5人の世界王者を輩出したボクシングジム会長が、自身の経験も振り返りながら、マネジメント術を公開する。
 
・日本文学-小説、物語(9タイトル)
 
書名 むらさきのスカートの女
今村夏子著
デイジー3時間9分
発行 朝日新聞出版 2019年
内容 近所に住む「むらさきのスカートの女」が気になる〈わたし〉。自分と同じ職場で働くよう彼女を誘導し、その生活を観察し続け…。芥川賞受賞。
 
書名 極楽征夷大将軍
垣根涼介著
デイジー30時間50分
発行 文藝春秋 2023年
内容 動乱前夜、北条家の独裁政権が続き鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとするが…。2023年上半期直木賞受賞。
 
書名 室町無頼
垣根涼介著
デイジー18時間14分
発行 新潮社 2016年
内容 かつてなく富める者と飢える者を生み出した応仁の乱前夜。肝胆相照らし、似通った野望を抱く、ならず者の頭目・骨皮道賢と浮浪の首魁・蓮田兵衛。その名を歴史に刻む企てが、奔り出していた。2025年1月公開予定の映画原作。
 
書名 夜明けのすべて
瀬尾まいこ著
デイジー5時間55分
発行 水鈴社 2020年
内容 PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられない美紗は、パニック障害で生きがいも気力も失っている山添に当たってしまう。だが、おせっかい者同士のふたりは…。2024年2月公開の映画原作。
 
書名 祈りのカルテ
知念実希人著
デイジー6時間58分
発行 KADOKAWA 2018年
内容 内科、外科、小児科、救急科…。初期臨床研修で様々な科を回っている新米医師の諏訪野良太は、患者たちが抱える問題に耳を傾け、解決の糸口を懸命に探し…。連作医療ミステリ。ドラマ原作。
 
書名 祈りのカルテ 2 再会のセラピー
知念実希人著
デイジー6時間37分
発行 KADOKAWA 2022年
 
書名 片想い
東野圭吾著
デイジー15時間28分
発行 文芸春秋 2001年
内容 帝都大アメフト部のOB西脇哲朗は、十年ぶりにかつての女子マネージャー日浦美月に再会し、ある「秘密」を告白される。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描くミステリー。
 
書名 成瀬は天下を取りにいく
宮島未奈著
デイジー5時間12分
発行 新潮社 2023年
内容 中2の夏休みの始まりに幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るという。さらには…。2024年本屋大賞受賞。
 
書名 朽ちないサクラ(徳間文庫)
柚月裕子著
デイジー10時間32分
発行 徳間書店 2018年
内容 所轄署が被害届の受理を延ばし、慰安旅行に出かけた末にストーカー殺人を防げなかったと新聞にスクープされる。県警広報事務の森口泉は、親友の新聞記者が裏切って記事にしたのではと疑うが…。2024年6月公開予定の映画原作。
 
・日本文学-評論、エッセイ、随筆(1タイトル)
 
書名 渡る世間にやじ馬ばあさん:橋田壽賀子のことば
橋田壽賀子著
デイジー4時間53分
発行 大和書房 2021年
内容 95歳まで現役。名脚本家がつらぬいた痛快な人生! 1960年代~2021年に様々な媒体で発言したことば、著書の中で書かれたことばを厳選して収録する。最期のメッセージも掲載。
 
◎点字図書
 
○一般向けの本
 
・商業(1タイトル)
 
書名 ブランドのコラボは何をもたらすか:午後の紅茶×ポッキーが4年続く理由
午後の紅茶×ポッキープロジェクト編著 坂本弥光、石本藍子、二宮倫子、金沢結衣文
点字2巻
発行 宣伝会議 2018年
内容 KIRINとglicoのコラボは、なぜうまくいったのか? 門外不出の企画書やウラ話なども交えながら、コラボレーションを実現したマーケティングについて論じる。
 
・文学(全般)(1タイトル)
 
書名 本へのとびら:岩波少年文庫を語る(岩波新書 新赤版)
宮崎駿著
点字2巻
発行 岩波書店 2011年
内容 アニメーション映画監督・宮崎駿が、長年親しんできた岩波少年文庫の中からお薦めの50冊を紹介。あわせて、自らの読書体験、児童文学の挿絵の魅力、3.11震災後の世界についてなど、本そして子どもへの熱い思いを語る。
 
・日本文学-小説、物語(1タイトル)
 
書名 はぐれ牡丹(角川時代小説倶楽部)
山本一力著
点字4巻
発行 角川春樹事務所 2002年
内容 一乃は、夫・鉄幹と四歳になる幹太郎と三人で富岡八幡宮の近く、冬木町の長屋に暮らしている。大店の跡取り娘でありながら、駆け落ちして鉄幹と一緒になった一乃は、貧しくても幸せな日々を過ごしていたが…。
 
(岡山県視覚障害者センターだより 2024年5月号 終わり)